【レポート】#髪を染めた日エピソードキャンペーン授賞式&座談会【ホーユー創立100周年記念企画】
2023.09.27
LICOLOの運営元であるホーユーは、2023年3月30日に創立100周年を迎えました。
周年キャンペーンのひとつとして実施したのが、人生の中で思い出深い「#髪を染めた日」のエピソードを一般の方から募集する企画です。2,697件もの応募があり、さまざまなエピソードが寄せられました。
7月31日、キャンペーンの受賞者4名に名古屋市東区にある「ホーユーヘアカラーミュージアム」にお越しいただき、授賞式を開催しました。
当日は、ホーユーの佐々木義広代表取締役からエピソードキャンペーン応募へのお礼と賞状の授与があり、その後に座談会も開かれました。
この記事では、授賞式や座談会の模様、お客様とメーカーの対話の中から垣間見えた、それぞれの想いを紹介します。
アットホームな授賞式をホーユーヘアカラーミュージアムで開催
ホーユーはヘアカラーを中心に研究・開発を重ね、今年創立100周年を迎えました。
100周年を記念して展開されたのが、「#髪を染めた日」 ヘアカラーの思い出、エピソード募集キャンペーンです。髪を染めることによって前向きになれた、自信が持てたなどの想いについて、感動や涙、笑いを交えながら表現されたエピソードが2,697件集まり、ホーユー社員による厳正な審査の結果、受賞作が決まりました。
授賞式に続いて、受賞者と佐々木による座談会が催されました。授賞式と同じく、こちらも笑いが絶えないアットホームな雰囲気。また、佐々木から話された製品の開発秘話やヘアカラーの雑学などには、みなさん興味津々の様子でした。
受賞者それぞれの「髪を染めた日のエピソード」を披露
佐々木
それでは皆さんの「髪を染めた日のエピソード」を共有していきましょう。まずは優秀賞を受賞されたじゅささんからお願いします。
じゅささん
私は「育休復帰時における自分を取り戻したヘアカラーの時間」をテーマに投稿しました。双子の子育てで寝る間もない日々でしたが、育休明けに母に手伝ってもらいながら髪を染めた1時間は、久しぶりにリラックスできたことを覚えています。
佐々木
じゅささんの作品に対して、ホーユー社員からは、「ヘアカラーが女性の社会復帰を応援できていればうれしい」という感想とともに票が寄せられました。
デビさん
私が書いたのは「モロッコで開催されたサハラマラソンに参加された時に、自己表現として髪色を青にした」というエピソードです。ちょうど仕事でnoteを使った発信を強化しているなか、「#髪を染めた日」のキャンペーンを見つけて投稿してみました。
佐々木
国境を超える自己表現にヘアカラーの可能性を感じ、特別賞を贈らせていただきました。
デビさん
ありがとうございます。当時の髪の毛は青色だけではなく、サイドも赤で丸い形に染めて「日の丸」を描いてマラソンに挑みました。そんな「自己表現」を評価いただいて、とてもうれしいですね。
佐々木
彩田青さんのエピソードからは「誰かを好きになる」という、純粋な気持ちがとても伝わってきました。
彩田青さん
そう言っていただけて光栄です。私が投稿させていただいたのは、「好きになったアイドルのメンバーカラーの青色に染めた」というエピソード。両耳の上にインナーカラーで青を入れたとき、「“推し”が耳元にいてくれるような気がした」という気持ちを文章に込めました。
佐々木
そんな“推し”への愛情と染めている間のワクワク感がストレートに伝わり、特別賞を贈らせていただきました。
クラリさん
私が投稿したのは「生まれつきの茶色の髪を黒色に染め、アメリカのパーティーで浴衣を着て日本文化をアピール」した経験です。今でも現役で空手をやっているのですが、最近の若い空手家のカラフルな髪色、スタイリッシュな髪型の方が多くて。そんな方々の姿を見て「そういえば私は黒髪にしたんだ!逆のことしてる」と思い出し、エピソードとして執筆してみました。
佐々木
空手の世界もファッショナブルに変わってきたんですね。
クラリさん
いろいろルールはありますが、海外の方に向けて規定が変わってきていますね。世界大会ではアイラインを入れて目力を強めたり、髪の毛をカチッとして強そうに見せたりと、外見にこだわる方もいらっしゃいます。
佐々木
それは知りませんでした!
ヘアカラーは人生のモチベーションにつながる。髪を染める体験を再認識
佐々木
みなさんは当社に対して、どんな印象をお持ちですか?
クラリさん
ホーユーといえば「自宅で髪を染める」イメージがあります。
デビさん
うんうん。誰に言っても知っている昔からあるメーカーという感じです。
佐々木
ありがとうございます。当社はビゲンで覚えていただいている方も多いのですが、最近ではシエロやビューティーンなど、お客様のニーズに合わせてさまざまな商品をラインナップしています。
彩田青さん
聞いたことがあります!夏休みに入ると周りのみんなが、その期間だけヘアカラーで自分を変えていました。それぞれ色違いのカラーを買って、それを分け合ってみんなで髪をレインボーにしたり(笑)
佐々木
楽しそうですね。実際に夏休みになると、ヘアカラーの売れ行きがよくなるんですよ。
一同
へー!そうなんですね。
佐々木
「美」にかける想いは、時代を超えて世界中にあるもの。髪を染めることも、はるか昔から行われてきました。当社もヘアカラーをもっと安全に、もっと簡単に使えるようにするための研究・開発を続けています。みなさんはどんな時に髪を染めますか?
クラリさん
気分が落ち込んでしまった時期に、このままではいけないと思いヘアカラーで髪を染めたことを覚えています。
彩田青さん
わかります!私も青色にする前にピンクに染めたことがあります。青色の場合はブリーチをしっかりする方がきれいに染まるんですが、その時はお金がなく、1回のブリーチでも染まりやすいピンクにしたんです。
佐々木
みなさん、いろいろな思い出があるんですね。ヘアカラーをお使いいただいているみなさんの声が直接聞けるのは本当に貴重です。私たちが提供している価値をあらためて認識することができました。
みんなで考える「COLOR YOUR HEART」の意味
ヘアカラーにまつわるいろいろなエピソードが共有され、場がさらに和んだあとは、さまざまな意見や質問が交わされました。
ホーユーのコーポレートスローガンは「COLOR YOUR
HEART 心に彩りを」。
みなさんから寄せられたのも、このスローガンを体現するような心の彩りを感じられるものばかりでした。
マインドを上げてくれるヘアカラー。素朴な疑問も解消
佐々木
ヘアカラーというのは外見をきれいにするものですが、外見がきれいになると不思議と心も前向きな気持ちになったり、勇気をもって一歩踏み出せたりするものです。そういう力を与えられるものだなとみなさんのエピソードを読んでいて思いました。
じゅささん
確かに髪の毛を染めると、見た目の印象が変わるだけではなく、マインドも上がります。ホーユーのコーポレートスローガンが「COLOR
YOUR HEART」と聞いて、まさにその通りだなと思いました。
佐々木
せっかくの機会なので、ヘアカラーに対する悩みとかあればお聞かせください。
デビさん
ヘアカラーをすると髪の毛が抜けやすいと聞きますが本当ですか?
佐々木
カラーで抜け毛が増えるという科学的なデータは知られておりません。
ただし、染毛後は髪がアルカリ性で弱い状態にあるので、カラーケアシャンプーを使っていたわってあげてください。
彩田青さん
学校祭のときなどに「1日だけ染めたい」って考える学生が多いと思います。簡単にきれいに染められて、シャンプーで洗い流せるヘアカラーがあるといいなって。
佐々木
ホーユーでは1日だけ髪色を楽しめるスプレータイプの商品を販売しています。売り場があっても、求めているお客様にしっかり届けるためにさらに工夫しなければいけませんね。
ヘアカラーの力を信じて次の100年へ
最後に、座談会を終えたみなさんから感想をいただきました。
じゅささん
ヘアカラーについてこんなにいろんな人が想いを持っているとは知りませんでした。子どもたちがいてくれたことで受賞につながったので感謝をしたいですし、これからもみんなで仲良く暮らしていきたいと思います。
デビさん
まさか社長さんと直接お話ができるとは思っていませんでした。ふだん美容室で染めてばかりですが、家で手軽に染められる商品がたくさんあることを再認識することができました。
彩田青さん
自分だけ学生なので最初は不安でしたが、いろいろな話が聞けて楽しく過ごすことができました。
クラリさん
最近は何も考えずに義務感から染めていましたが、これを機に、自分の気持ちに向き合ってカラーリングをしたいと思います。きっと染める時には今日のこと、ホーユーのことを思い出すはずです。
佐々木
今回のキャンペーンでは、応募作品を通してヘアカラーが心にもたらす影響を多くの方々が感じてくださっていることがわかりました。ホーユーとしては、みなさんの貴重な経験や意見を活かして、引き続きヘアカラーの研究開発に邁進するとともに、さらなるヘアファッション文化の創造に貢献していきたいと思います。
あとがき
今回の授賞式と座談会は、普段ヘアカラーをお使いいただいている受賞者のみなさんとホーユーの代表や社員が直接ふれあう貴重な機会となりました。
みなさんのエピソードの背景にあるそれぞれの素敵なストーリーを深くお伺いすることができとても楽しい時間でした。
また受賞者さん同士でも交流され、受賞の喜びを分かち合うと共に多くの発見もあったようです。これからもこのような機会をつくっていけるようにしていきたいと思います。