「決意の一時間」じゅさ様

「決意の一時間」じゅさ様

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ホーユーでは「#髪を染めた日」と題して、髪色に関する思い出深いエピソードを募集する創立100周年記念キャンペーンを実施。 応募作品総数2,697点から厳正な審査を重ね、受賞作を決定しています。
こちらの記事では受賞作の全文をご紹介しています。

100周年事務局からのコメント

双子ちゃんのママである優秀賞のじゅささんは育休復帰時の「自分を取り戻したヘアカラーの時間」をテーマにされました。ホーユー社員からは、「ヘアカラーが女性の社会復帰を応援できていればうれしい」という感想とともに票が寄せられ優秀賞の受賞となりました。

  
  


エピソードキャンペーン受賞作
優秀賞「決意の1時間」じゅさ様

双子ちゃんを出産してから一年間の記憶はほぼない。自分の寝食なんて、ほぼ出来なかった。
そんな状態で迎えた育休終了日。双子ちゃんは、あいも変わらず夜泣きもあって、
明日からこの生活に仕事も加わるなんて、限りなく不可能に近いと思い、途方に暮れていた。

そんなときに、育休明けのため、手伝いに来てもらっていた母から、
とりあえず、髪の毛染めてみたら?と言われた。

この一年、自分のために髪の毛を洗うことすらままならなかった私が、自分のために髪を染めた。

その時間、約一時間。
自分だけの、自分のための一時間。
自分を取り戻せた一時間だった。

翌日からは、お母さんとしての自分だけでなく、
自分のための自分として、もう一度歩き出さなければと思うことができた一時間だった。

翌日からは、怒涛の生活が始まった。
まだ、その生活は続いてはいるけれど、
会社の休み時間にこのエピソードを書き綴るくらいの余裕は生まれた。

髪を染めた日は、自分を取り戻した日。

  
  


皆様より、応募いただいたエピソードはヘアカラー文化をつくる貴重なストーリーとしてホーユーで大切に保管・活用させていただきます。 たくさんのご応募ありがとうございました。

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