40代以降で市販品併用の白髪ケアが浸透 コスパ、タイパを意識?ヘアカラーの実態調査

40代以降で市販品併用の白髪ケアが浸透 コスパ、タイパを意識?ヘアカラーの実態調査

物価高騰や生活スタイルの多様化が進む現代。消費者の間では「コスパ(コストパフォーマンス)」や「タイパ(タイムパフォーマンス)」という価値観が定着しつつあります。
こうした背景の中、生活者のヘアカラーリング行動にはどのような実態があるのでしょうか。

今回は、2024年に女性を対象にホーユー株式会社が実施したヘアカラーに関する調査を通じて、女性の白髪ケアとヘアカラーの実態を分析。
年齢による染毛頻度の変化や市販品の使用傾向、消費者の声から、現代女性のリアルなヘアカラー事情が浮き彫りになりました。

目次

年齢とともに染毛頻度が増加、60代では「月1回以上」が約半数

ヘアカラー頻度の年代別変化

  • 20代~60代女性染毛者
  • 各世代140人 計700人
  • (2024年 ホーユー調べ)

調査によると、20代・30代では2か月に1回以上ヘアカラーをする人が50%以下であるのに対し、40代では55%、50代・60代では80%近くなり、年代が上がるにつれヘアカラー頻度が高まることが分かります
特に60代では「1か月以内に染める」人が47%に達しており、白髪の増加に伴い、染毛のタイミングが短くなっていることが分かります。

これは、加齢による白髪の増加が主な要因。40代からは特に白髪量が増え、根元に伸びてきた白髪が気になるタイミングが早くなるように。気になった時に根元の白髪を染めていくと、染毛頻度が上がるのですね。

40代以降は市販品の併用が急増、コスト・時間の両面で支持

  • 20代~60代女性染毛者
  • 各世代140人 計700人
  • (2024年 ホーユー調べ)

染毛頻度が高まる40代では、美容院だけでなく市販品を併用する人が44%にのぼり、30代の19%から25ポイントの増加。
市販品の使用は、コスト面だけでなく、時間の節約にもつながる選択肢として支持されています。

40代以降では、ヘアカラー頻度の増加とともに、市販品を取り入れる人が大きく増加することがわかります。

白髪悩みのあるお客様の声からは、「美容院とセルフカラーを併用している」「毎月美容院に通うのは負担」「自分に合う市販品を探している」といったリアルな思いが見えてきます。

白髪悩みのあるお客様の声

46歳 女性
「美容院やセルフカラーで染めています。時間的にも金銭的にもセルフカラーで綺麗に染められたら一番嬉しいです」

56歳 女性
「毎月美容院で染めてもすぐに白髪が目立つし、イライラの原因になってます。いっそグレイヘアでもいいかなと思って娘(中2)に言うと「周りのお母さんはまだ30代とかでみんなキレイにしてるんだから、絶対やめて!」と言われてしまいました。少しでも安く上手に白髪染めができるようになりたい」

46歳 女性
「昨年から急に白髪が増え始めて自分にあう白髪染めアイテムを探しています」

市販品の選ばれる理由は「気軽さ」「自由なタイミング」「安さ」

市販品ヘアカラーの使用理由

  • 20代~60代女性市販品利用者
  • 362人 ※複数回答
  • (2024年 ホーユー調べ)

市販品の使用理由として最も多かったのは「手軽にできるから」。家でヘアカラーができる気軽さが大きな理由のようです。

次いで、「染めたい時、好きな時にできるから」という理由が多く、ヘアカラーを柔軟なタイミングで実施したいという意向があることが分かります。家庭と仕事の両立で忙しいときや、突発的なイベントが発生したときに、好きなタイミングでヘアカラーができる市販品が選ばれています。

3番目に多い理由が「安上がりだから」ということで、市販品を使用することによりコスパが意識されていることがわかります。

白髪ケアは「自分らしさ」と「効率性」の両立へ

今回の調査から、白髪ケアでの市販品の併用は、コストや時間の制約を乗り越えながら、自分のペースで美しさを保つための工夫の一つだということが分かります。
市販品は、現代女性のライフスタイルに寄り添った選択肢として定着しつつあります。

今後も、生活者の声に耳を傾けながら、より使いやすく、満足度の高い製品づくりを進めていきます。

    

  • ヘアカラーを安全にお使い頂くために
  • ※使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
  • ※ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
  • ※ご使用の前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。

    

     

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