明るい髪色が再流行の兆し? 女性のヘアカラーの実態調査
2025.09.25
ホーユーでは、ヘアカラーに関する調査を実施しています。調査を通じて、ヘアカラーの実施状況や髪色のトレンド、そしてその背景にある価値観の変化を読み解いています。
本記事では、世代別のヘアカラー実施率や髪色の傾向についてご紹介します。
女性の7割以上がヘアカラーを実施
- 調査対象:15~69歳女性
- 調査サンプル数:
- 15~19歳(高校生以外)48人、20代 227人、30代 253人
- 40代 309人、50代 309人、60代 216人
- 調査方法:留置調査
- (2024年 ホーユー調べ)
調査によると、全世代で女性の75%以上が半年以内にヘアカラーを実施。
特に15~19歳(高校生以外)の女性では85%と高い割合を示し、高校卒業後の10代のうちに初めてのヘアカラーを実施することが多いと推測されます。
また、50代・60代では白髪染めのニーズが高まり、ヘアカラー実施率は80%を超える結果に。
2000年以降、このヘアカラーの実施率は70%以上を維持してきており、女性にとってヘアカラー習慣として定着していることがわかります。
明るい髪色の人気が上昇傾向に
- 調査対象:15~39歳女性半年間染毛者
- 調査サンプル数:15~19歳 120人、20~29歳 190人、30~39歳 190人
- 調査方法:留置調査
- (2019年、2024年 ホーユー調べ)
2010年代後半には、ナチュラルで落ち着いた髪色が主流でしたが、2019年と比較すると2024年には明るい髪色の割合が増加しています。
特に若年層でその傾向が顕著で、12~20レベルの明るい髪色が20代で9.6%の増加、15歳~19歳で7.5%の増加。
10代20代と比べると増加率は小さいですが、30代でも2.8%の増加となっています。
プロステップ ルミシャス コントロールラインのアンダーレベルスケール
そして、理想の髪色の明るさの調査では、12~20レベルの明るめの髪色を選ぶ人が15~19歳で51%、20代で32%、30代で29%という結果に。
10代では特に明るい髪色が好まれていることがわかります。
これらの数値は、実際の12~20レベルの髪色の人の割合よりも高く、現在明るめの髪色ができていない人も明るめの髪色を理想としていることが読み取れます。
- 調査対象:15~39歳女性半年間染毛者
- 調査サンプル数:15~19歳 70人、20~29歳 140人、30~39歳 140人
- 調査方法:留置調査
派手髪は「ファッション」や「自己表現」の一部
- 調査対象:1年以内にブリーチをした15~39歳女性
- 調査サンプル数:90人
- 調査方法:インターネット調査
- (2024年 ホーユー調べ)
髪質等によっても異なりますが、一般的に12~14レベル以上の明るい髪色にはブリーチが必要とされることが多く、ブリーチをしたうえでより個性的な髪色を楽しむ人も。
1年以内にブリーチをした15~39歳女性への調査では、派手髪を選ぶ理由として:
- ファッションの一部だから 39%
- 自分にとって派手な髪色が普通だから 19%
- 自己表現の一つだから 14%
といった回答が多く、髪色が「自分らしさ」を表現する手段として認識されていることが分かります。
社会の変化と髪色自由化の流れ
今回の調査から、ヘアカラーは自己表現の一環として定着していることが明らかになりました。
近年、企業や学校などで髪色に対する規制が緩和されつつあり、髪色の自由度が高まっています。個性や多様性を尊重する社会の流れのなかで、ヘアカラーを通じた自己表現がより受け入れられる環境が整ってきています。
ホーユーは、こうした社会の変化に寄り添いながら、時代に合った製品開発と情報発信を通じ、すべての人が「自分らしい髪色」を楽しめる社会づくりに貢献していきたいと考えます。