複合ダメージの核心に迫る新知見
毛髪内「超微細空洞」の発見と「水分」に着目した 新補修技術を確立

複合ダメージの核心に迫る新知見毛髪内「超微細空洞」の発見と「水分」に着目した 新補修技術を確立

ホーユー株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役 社長執行役員:佐々木 義広、以下ホーユー)は、ヘアカラーや熱などの複合的なダメージを受けた毛髪内部に超微細空洞※1が生じていることを発見しました。この超微細空洞に着目したケア技術の研究を進めた結果、特定の2成分※2を組み合わせる事で超微細空洞を効果的に補修する新ヘアケア技術を確立しました。この技術を今後の新製品に応用していく予定です。

 研究の背景と目的 
  昨今ヘアカラーやヘアアイロンが日常的に使用されているなかで、当社では、これらによる複合的なダメージが毛髪に与える現象を研究してきました。ダメージの進行に伴い、複合ダメージがある髪は根元から毛先にかけて不均一化が生じるとともに、水分環境にも乱れが生じ美しいヘアデザインの再現性や持続性が損なわれることが課題となっていました。 複合ダメージがある毛髪の内部を、HV-TEM※3を用い観察したところ従来から知られているダメージホールよりもさらに小さな数~数十nm程度の超微細空洞がコルテックスやキューティクル近傍に存在し、複合ダメージの度合に応じて増加している事を発見しました。(図1、図2)。すなわち、超微細空洞が上記課題の一因である事を確認しました。

 研究の成果 
 
本研究では、コルテックス内に存在する超微細空洞に着目し補修する技術の研究を進めました。その結果、効果的に超微細空洞を補修する2つの成分を見いだしました。 これら2つの成分同士は結合する性質を有しており、超微細空洞を減少させる(図3)とともに髪内部の結合水※4の割合を増加させ、毛髪内の水分バランスをより健常毛に近い状態へ整えます。  また、髪内部の超微細空洞を補修する本技術は、これまで補修が困難であった毛髪内部へのアプローチを可能にし、髪内部から整った美しいヘアデザインへ導きます。

※1 数~数十nmの毛髪内部の空洞
※2 加水分解コラーゲン 及び リボース
※3 超高圧透過型電子顕微鏡
※4 髪内部のタンパク/ケラチンと作用し日常的なダメージでは流出しにくい毛髪中の水分

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