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髪色のトーンとは?理想の明るさが見つかるヘアカラー比較ガイド!

髪色のトーンとは?理想の明るさが見つかるヘアカラー比較ガイド!

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「髪色のトーンって何の数値?」
「トーンと明るさの関係が知りたい!」

髪を染めたいと思った時、美容師さんのカウンセリングで必ず耳にする「トーン」。

「7トーンくらいにしておきましょう。」
「10トーンくらいはいかがですか?」

こんな会話に出くわした際に戸惑わないためにも、トーンについて知っておくと安心!

髪色のトーンや明るさについて解説していくので、ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

髪色の「トーン」とは?

髪色のトーンとは?

髪色の「トーン」とは、ヘアカラーの“明るさレベル”を数値で表したもの。

数字が小さいほど暗く見え、数字が大きくなるほど明るく見えるのがトーンの特徴です。

一般的には5〜20の数値で表されることが多いですが、このトーン区分はメーカーやブランド、サロンによっても異なるため、あくまで目安として考えるのがポイント。

同じ色味でもトーンが変わるだけで印象が大きく変わるため、髪色選びの基準として欠かせないポイント。

トーンが明るくなるってどういうこと?

トーンが明るくなるというのは、髪の明るさが上がるということ。

ヘアカラーは“カラーを入れる”だけではなく、“色を抜く”という作用も担っています。

ただし通常のカラー剤ではその脱色効果に限界があるため、いわゆる「ブリーチ」を使うこともあります。

ブリーチは脱色に特化した薬剤なので、行うことでトーンをグッと明るくすることができる仕組み。

逆に言えば、「ブリーチしないと再現できないハイトーンのカラーもある」というわけです。

学生に最適なトーンとは?

学生がどれくらい髪を明るくできるかは、学校のルールやバイト先の基準によって大きく変わります。

大学生や専門学生は比較的自由ですが、実際には「バイトで明るさに制限がある」「学校によっては暗めしか許可されない」など、生活環境が髪色に直結。

明るさの目安は次のようにざっくり押さえておくと決めやすくなります。

  • 4〜6トーン(地毛〜暗め):就活生はこのトーンが安心。落ち着いた印象を求められる場面が多く、明るすぎない自然な茶色。
  • 6〜7トーン(暗め〜自然な茶色):髪色に関する校則がある学校、厳しめのバイト先でも通りやすい。清潔感を保ちながら垢抜けられる。
  • 8〜9トーン(やや明るめ):校則ゆるめの高校生・大学生に人気のカラー帯。軽やかで今っぽい印象になりやすい。
  • 10トーン以上(明るめ〜ハイトーン):美容・アパレル系など自由度の高い環境の学生が挑戦しやすい。透明感が出て雰囲気が大きく変わる。

つまり学生にとっての“最適なトーン”は、派手・地味の問題ではなく、学校・バイト・就活の3つを無理なく両立できる明るさ。

このバランスを押さえておくと、注意される心配や染め直しの負担を減らしながら、自分らしく垢抜けられます。

社会人に適したトーンとは?

社会人の場合、適したトーンは“会社の雰囲気”や“職種の特性”によって大きく変わります。

同じ社会人でも、業界ごとに求められる印象がまったく違うため、まずは「自分の職場がどこまで許容しているか」を基準に考えると失敗しません。ざっくりした目安は次の通りです。

  • 4〜6トーン(落ち着いたブラウン):公務員・医療・金融・教育など、清潔感と信頼性が重視される職場。自然光でほんのり明るく見える程度のトーンが無難。
  • 6〜7トーン(自然なブラウン):オフィスワーク全般、メーカー、事務職など。控えめながら明るさがあり、ビジネスシーンでも浮かない範囲。
  • 7〜9トーン(やや明るいブラウン):広告・IT・美容・ファッションなど、比較的自由度の高い業界。透明感や抜け感を出しつつ好印象を保てる。

企業によって明るさの基準は異なり、“同じ職種でも会社が違えばOKラインが変わる”ことも珍しくありません。

大切なのは、仕事の信用を落とさずに自分らしさを出せる明るさを選ぶこと。

最近では、髪色のルールが緩和される動きもありますが、ルールがある場合は会社の定める明るさにしておくと安心です。

迷ったときは同僚や上司のヘアスタイルを見て、まずは控えめな明るさから試してみましょう

トーン別のおすすめ髪色&ヘアスタイル:暗めカラー(5~7トーン)

5~7トーンの暗めカラーは、落ち着きとツヤ感がしっかり出る“清潔感重視”の明るさ。

地毛より少し明るいだけでも、印象がやわらかくなって垢抜けやすいのが魅力です。

派手すぎず、どんなシーンにも馴染みやすいので、初めてのカラーや頭髪ルールが気になる人にもおすすめですよ!

暗めカラー1. 黒髪のツヤ感が映える柔らかウェーブ

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暗めトーンのツヤが引き立つロングウェーブ。

重たく見えがちな黒髪も、ゆるい波巻きで動きをつけることで柔らかく、軽い雰囲気に仕上がっています。

シースルーバングが顔まわりをふんわり見せてくれるので、黒髪でも優しい印象にまとまるのがポイント。

暗髪の清潔感と、ウェーブの女性らしさを両立させたい人にぴったりのスタイルです。

暗めカラー2. 柔らかさが引き立つナチュラルダークブラウン

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“自然な透明感”を引き出したダークトーンのミディアムスタイル。

光に当たるとほんのり透けるブラウンが重さを感じさせず、暗髪でも柔らかい雰囲気に仕上がるのが魅力です。

赤みやオレンジみを抑えた色味なので、肌を明るく見せながら上品さもキープ。

暗髪の清潔感は欲しいけれど、黒より少し軽さを出したい人にぴったりのスタイルです。

暗めカラー3. 暗髪でも軽く見えるダークモカブラウン

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暗めトーンの中でも、軽さと透明感がしっかり出るダークモカブラウン。

5〜7トーンの落ち着いた明るさを保ちながら、光に当たるとほんのり透ける色味で、暗髪特有の重さを感じさせません。

顔まわりのレイヤーと柔らかいブラウンが合わさることで、肌のトーンも明るく見え、上品さの中に抜け感が生まれるのがポイント。

暗髪のツヤ感を残しつつ、ほんのり柔らかく見せたい人にぴったりのスタイルです。

暗めカラー4. 重さを感じさせない6〜7トーンの深みブラウン

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6〜7トーンのダークブラウンが持つ“自然な明るさ”が魅力のミディアムスタイル。

暗めトーンならではのツヤはしっかり残しつつ、光に当たるとほんのり透ける色味で、柔らかく上品な印象に仕上がります。

前髪のシースルー感と、毛先にゆるく入れた動きが相まって、暗髪でも重たく見えないのがポイント。

地毛より少し明るいブラウンだからこそ、肌の透明感も引き立ちます。落ち着きは欲しいけれど、黒髪より軽さもほしい人にぴったりの暗めトーンです。

暗めカラー5. 落ち着きと透明感が両立するダークトーンレイヤー

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5〜6トーンの深みブラウンは、地毛に近い落ち着きを保ちながらも、光に当たるとふんわり透けるのが魅力。

暗めトーン特有のツヤがしっかり出るため、髪全体がきれいに整って見えます。

顔まわりにレイヤーを入れることで、深い色でも重さを感じさせず、自然な動きと軽さをプラス。

黒髪ほど強さは出したくないけれど、落ち着いたトーンで上品に見せたい人にぴったりのスタイルです。

トーン別のおすすめ髪色&ヘアスタイル:ナチュラルカラー(8~9トーン)

8~9トーンは、“自然に明るい”王道の明るさ。

明るすぎず暗すぎない絶妙なバランスで、透明感と軽さが出やすいのが特徴です。

どんな色味とも相性がよく、普段のスタイリングでも雰囲気が出やすいので、垢抜けたい学生さんや社会人にもぴったり。

ナチュラルカラー1. 軽さとツヤが両立するナチュラルブラウン

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8〜9トーンのナチュラルブラウンは、暗すぎず明るすぎない絶妙なトーンで、肌の透明感を引き立てる人気の明るさ。

ボブの丸みと柔らかいブラウンが合わさることで、髪に自然な軽さが出て、どの角度から見ても優しい印象に仕上がります。

光が当たるとふんわり透ける質感が出るため、重くなりやすいボブでも抜け感がしっかり出るのがポイント。

職場・学校どちらでも馴染みやすく、品よく垢抜けたい人にぴったりのナチュラルトーンです。

ナチュラルカラー2. 透明感が際立つアッシュブラウン

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8〜9トーンのアッシュブラウンは、ナチュラルトーンの中でも特にツヤ感が出やすい色み。

暗すぎず明るすぎない絶妙な明るさに、くすみ感のあるアッシュが重なることで、光が当たったときの“透け感”がきれいに引き立ちます。

柔らかいブラウンが肌の色を自然に明るく見せてくれるのも魅力。

レイヤーの入ったミディアムと合わせると、縦に流れる毛束が軽く見え、全体がふわっと上品にまとまります。

落ち着きも欲しいけれど、軽さと透明感もしっかり出したい人にぴったりのナチュラルトーンです。

ナチュラルカラー3. 赤みを抑えた8〜9トーンのモカブラウン

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8〜9トーンのモカブラウンは、ナチュラルゾーンの中でも赤みを抑えた柔らかい色みが魅力。

自然な明るさで肌のトーンをきれいに見せてくれるうえ、光に当たるとほんのり透ける“シアー感”が出るため、髪の印象が重くならず上品にまとまります。

レイヤーの入ったミディアムヘアと組み合わせることで、毛先が軽く揺れて女性らしい動きが強調されるのもポイント。

暗すぎず明るすぎない絶妙なトーンで、ナチュラルに垢抜けたい人にぴったりのカラーです。

ナチュラルカラー4. 透明感とツヤを両立するナチュラルブラウン

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8〜9トーンのナチュラルブラウンは、自然な明るさと上品なツヤが同時に手に入る万能トーン。

特にストレートロングとの相性がよく、髪の面の美しさがそのままカラーの魅力として際立ちます。

明るすぎないブラウンだからこそ、光に当たると柔らかな透け感が生まれ、清潔感のある仕上がりに。

重たくなりがちなロングヘアも、ナチュラルトーンなら軽く見えるのがポイント。

落ち着いた印象を保ちながら、髪をきれいに見せたい人にぴったりのカラーです。

ナチュラルカラー5. ほどよい明るさが抜け感をつくるナチュラルブラウンポニー

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8〜9トーンのナチュラルブラウンは、結んだスタイルでも重たさを感じにくく、柔らかな立体感がきれいに出るのが魅力。

光が当たるとほんのり透ける明るさなので、ゆるく巻いた毛束の陰影が自然に引き立ち、ポニーテールでもこなれた印象に仕上がります。

暗すぎず明るすぎない絶妙なトーンだから、アレンジ後の表面にツヤがしっかり宿り、顔まわりがふわっと明るく見えるのもポイント。

ナチュラルで清潔感のある雰囲気が好きな人にぴったりのトーン×アレンジです。

トーン別のおすすめ髪色&ヘアスタイル:明るめカラー(10~12トーン)

10~12トーンは、髪の透明感と軽さがぐっと引き立つ“印象チェンジしやすい”明るさ。

柔らかなベージュやくすみ系カラーがきれいに出やすく、巻き髪との相性も抜群です。

華やかさを出したい人や、雰囲気を大きく変えたい人に向いています。

明るめカラー1.  品よくまとまるベージュブラウン

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10〜12トーンのベージュブラウンは、明るめカラーの中でも特に透明感が出やすく、柔らかい質感を楽しめる人気の明るさ。

ふわっと透けるような印象で、髪全体が軽く見えるのが特徴です。

レイヤー入りのミディアムウェーブと組み合わせることで、明るめトーンの良さである立体感がさらに引き立ち、動きのある柔らかいヘアスタイルに。

派手すぎない明るさで垢抜けたい人や、くすみすぎない上品なベージュを求める人にぴったりのトーンです。

明るめカラー2. 赤みがきれいに透ける明るめワインレッド

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暗くなりがちなワインレッドを明るめに仕上げた、カラーの透明感と赤系カラーのツヤ感を同時に楽しめる人気の色み。

光が当たるたびに赤紫のニュアンスが透けて見え、顔まわりの印象まで柔らかく見せてくれるのが魅力です。

巻き髪と組み合わせると、色の深さと明るさのコントラストで立体感が強まり、大人っぽいムードが自然と漂う仕上がりに。

いつもと違う明るめカラーに挑戦したい方や、“派手すぎない赤みカラー”を探している方にぴったりのトーンです。

明るめカラー3. 柔らかさが引き立つミルクブラウン

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10〜12トーンのミルクブラウンは、明るめの軽さとまろやかなブラウンの深みがちょうどよく混ざり合う万能カラー。

光が当たるとふんわり透ける柔らかさが生まれ、巻き髪との相性も抜群です。

赤みが強すぎず、黄みも抑えたニュートラルな色味なので、明るめに挑戦したいけれど派手にはしたくない方にもぴったり。

肌のトーンをきれいに見せながら、全体に立体感が出る明るさです。

明るめカラー4. 透明感シルバーグレージュ

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一見すると落ち着いたトーンに見えますが、実はベースに“2回以上のブリーチ”を重ねて土台をしっかり作った、“超ハイトーン”のシルバーグレージュ。

根元〜中間は控えめな明るさでも、ブリーチベースならではの透け感が髪全体に残り、光が当たるたびに柔らかいシルバーのニュアンスがふわっと浮き上がります。

赤みを徹底的に落としたカラーだから、ウェーブヘアにすると影と光のコントラストがきれいに出て、立体感もアップ。

暗すぎず明るすぎず、それでいて“透明感だけはしっかり残したい”という方にぴったりの明るめグレージュです。

明るめカラー5. ふんわり質感が映えるグレージュボブ

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ブリーチを1回以上入れたベースにまろやかなグレージュを重ねた明るめボブスタイル。

赤みをほどよく削ったブリーチベースだからこそ、10〜12トーンの明るさでも透明感がしっかり残り、髪がふわっと柔らかく見えるのが特徴です。

くるんとしたウェーブと組み合わせると、光の抜け方がさらにきれいになり、立体感と軽さが自然にアップ。

派手すぎないのに垢抜け感はしっかり出せるので、「明るめにしたいけどブリーチは最小限にしたい」という方にも向いているトーンです。

トーン別のおすすめ髪色&ヘアスタイル:ハイトーンカラー(13~15トーン)

13~15トーンのハイトーンは、透明感・個性・抜け感が一気に高まる明るさ。

淡い発色や外国人風の柔らかい質感を楽しめる反面、ブリーチが必要なことも多め。

でもそのぶん、他では出せない“特別感”のある仕上がりになります。思い切ってイメチェンしたい人に最適。

ハイトーンカラー1. ホワイトニュアンスを感じるブロンドヘア

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ミルクのように柔らかい発色が魅力のホワイトブロンドは、13〜15トーンのハイトーン域ならではの透明感がしっかり表れる人気カラー。

ここまでクリアなベージュを再現するには、ブリーチ2回以上の“しっかり明るいベース作り”が必須です。

赤みや黄みを極限まで削った土台に淡いベージュを重ねることで、光に当たった瞬間にふわっと透ける柔らかさが際立ち、肌全体が明るく見えるのも特徴。

切りっぱなしに近いボブと合わせると、ミニマルで洗練された印象が引き立ち、ハイトーンならではの質感美が最大限に生きるスタイルです。

ハイトーンカラー2. クールに透けるスモーキーブルー

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青みの透明感がしっかり出るスモーキーブルーは、13〜15トーンのハイトーンだからこそ再現できるニュアンスカラー。

ここまでクリアに発色させるには、ブリーチ2回以上で赤みをしっかり抑えたベース作りが不可欠です。

赤みを感じさせないブルーグレーが重なることで、光が当たるたびにふわっと冷たい透明感が浮かび上がり、ミディレイヤーの動きと重なって立体感もぐっとアップ。

派手さより“洗練された色気”が引き立つ、ハイトーン好きからも支持の高いカラーです。

ハイトーンカラー3. 柔らかさを感じるペールベージュ

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まろやかな明るさが魅力のペールベージュは、13〜15トーンのハイトーン域だからこそ出せる“ふわっとした透明感”が主役のカラー。

赤みやオレンジみを抑えた土台に淡いベージュを重ねることで、光をまとったようなやわらかな艶が生まれ、ロングウェーブの揺れ感もより軽く見えるのがポイント。

「明るいのに上品、大人っぽいのに甘さもある」

そんな欲張りなハイトーンを叶えたい方にぴったりのカラーです。

ハイトーンカラー4. フェミニンな印象のペールピンクベージュ

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やわらかい光をそのまま閉じ込めたようなペールピンクベージュ。

15トーン前後までしっかり明るくした髪だからこそ再現できる“超淡色”のピンクニュアンスが魅力です。

ここまで薄くクリアな色味を定着させるためには、ブリーチ2回以上が必須。

甘さと抜け感のバランスがよく、ピンク系でも“品よくきれいめ”に仕上げたい方にフィットするハイトーンカラーです。

ハイトーンカラー5. ウェーブスタイルとの相性抜群のシルバーグレージュ

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ウェーブヘアの立体感を一気に引き上げてくれるカラー「シルバーグレージュ」。

とくにこの色味は、髪をしっかり明るくしておくことで影と光のコントラストが出やすく、動きのあるスタイルとの相性がとても良いのがポイントです。

ブリーチは2回以上必要なケースが多く、赤みを削った土台があることで、くすみすぎない上品なグレーの透明感がきれいに残ります。

明るいカラーの中でも落ち着いた印象を強調してくれるため、“大人っぽいハイトーン”を楽しみたい人に向いています。

髪色のトーンに関する注意点

同じトーンを選んでも、髪質やダメージの状態によって仕上がりが変わることも。

希望の明るさに近づけるためにも、トーン選びで失敗しないための注意点を紹介します!

1. 髪質によって、仕上がりのトーンが変わる

太くて硬い髪は暗く仕上がりやすく、細く柔らかい髪は染まりやすいので明るくなりやすくなります。

髪の太さや硬さによってメラニン色素の量や染料の入りやすさが違うため、髪質によって、同じカラー剤に染めても明るさの見え方が変わることがあります。


理想の明るさに近づけるには、自分の髪質を踏まえて美容師さんに「理想のトーン」を具体的に伝えることが大切。

髪質に合わせて薬剤の強さや放置時間を調整してくれるので、仕上がりのズレを防ぎやすくなりますよ。

2. 髪のダメージ度合いで、色の入り方と抜け方が変わる

傷んだ髪はキューティクルが開きやすく、染料が必要以上に入りすぎたり、逆に抜けやすくなったりします。

そのためダメージのある髪は、健康な髪と比べて染まり方や色の抜け方が変わることも。

色もちや仕上がりを安定させるには、カラー前にトリートメントで髪の状態を整えたり、ダメージ部分をカットしておくのが効果的。

髪のコンディションを整えてから染めることで、希望のトーンに近づけやすくなります。

3. 黒染めや暗染めの履歴があると明るくなりにくい

黒染めや暗めのカラーをしたことがある髪には、過去のカラー剤の濃い色素が内部に残っていることが多く、希望のトーンまで上がりにくい場合があります。

地毛と似たような暗さでも、カラーで入れた黒い色素は簡単には取り除けません。

そのため、明るくする予定があるなら、黒染めや暗いカラーはできるだけ控えておくのが安心です。

美容師さんに過去のカラー履歴を正確に伝えることで、どの程度のトーンまで可能なのか事前に判断してもらえるため、しっかりと伝えることも重要ですよ。

4. カラーの色みによって、トーンの見え方が異なる

同じトーンでも、選ぶ色みによって“明るく見えるか・暗く見えるか”が変わります。

寒色系(アッシュ・グレージュなど)は光を吸収しやすく、落ち着いたトーンに見えやすい一方、暖色系(ベージュ・ピンクなど)は光を反射しやすく、実際のトーンよりも明るく感じられることがあります。

理想の明るさに合わせたいなら、「どの色みなら明るく見えるか/落ち着いて見えるか」を美容師さんと相談しながら決めるのがおすすめ。

トーンと色みの組み合わせを理解しておくと、仕上がりのイメージがより正確になります

5. トーンを上げすぎると、色味が薄くなりやすい

明るくするほど髪の中のメラニン(黒い色素)が抜け、髪が光を通しやすくなるため、色がしっかり見えにくくなります。

イメージとしては、白い画用紙と透明なガラスに色を塗る時の違いに近いです。

同じ色を塗っても、白い画用紙なら濃く見えるのに、透明のガラスだと背景が透けて淡く見えますよね。

ハイトーンの髪は、この“透明ガラス”の状態に近いため、カラーを入れても発色がふんわりして見えやすいんです。

濃い色をはっきり出したい場合は、明るさを上げすぎず10〜12トーン程度に抑えるのがおすすめ。

逆に、淡い透明感を出したい場合は、あえてハイトーンでカラーをのせるという選び方もできます。

最適なトーンがわかると髪色選びがもっと楽しくなる!

明るさを少し変えるだけで印象は大きく変わるので、トーンを理解しておくことはヘアカラーを楽しむうえでの大きな武器!

生活に合う明るささえつかめれば、髪色選びはもっと自由で、もっとワクワクする時間になります。

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