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セルフカラーのコツをプロが解説!きれいに髪を染めるやり方とは?
2025.11.17
ヘアカラーリング
「セルフカラーのコツが知りたい!」
「自分でもうまく染まるか不安...」
美容室になかなか行けず髪がのびて根元がプリンになっているときや、サロンの合間に伸びてしまう白髪の根元リタッチに便利なのがセルフカラーです。
そこで今回は、ホーユーヘアスペシャリスト・今井 健仁さんにセルフカラーのコツを教えてもらいました!
この記事の監修
- 目次
コツ1. 目的に合わせたヘアカラーのタイプを選ぶ
うまく染めるには、ヘアカラー選びも重要です。
ヘアカラーにはいくつかの剤型がありますが、ここでは代表的な泡タイプとクリームタイプについて紹介します。
泡タイプ:セルフカラーが初めての人にもおすすめ
ヘアカラーの薬剤が泡状で出てくるため、スタイリング感覚で塗りやすく気軽に使えます。セルフカラー初心者の方にもおすすめ!
手に泡を出して、髪にくしゅくしゅともみ込むだけで手軽に使いやすくムラなく髪全体を染められます。
黒髪用ファッションカラーは、ビューティラボ ホイップヘアカラーがおすすめ。
やさしい色みのナチュラルライン9色、こだわりカラーのニュアンスライン9色、髪色もどし2色の豊富なラインナップがありますよ♡

白髪染め初心者の方には、シエロ ムースカラーがおすすめ。
余った薬剤は取っておけて次も使えるので、「全体染め」はもちろん、生え際や分け目の白髪が気になる部分だけを染める「部分染め」にも便利。

クリームタイプ:白髪の部分染めにおすすめ
クリームタイプは垂れにくく狙ったところにしっかり薬剤を乗せられるため、伸びてきた根元の白髪を染めやすいことが特徴です。
小分けができて生え際もしっかり染まり、白髪の部分染めに適しています。

- ヘアカラーを安全にお使い頂くために
- ※使用上の注意をよく読んで、正しくお使いください。
- ※ヘアカラーでかぶれたことのある方は絶対に使用しないでください。
- ※ご使用の前には毎回必ず皮膚アレルギー試験(パッチテスト)をしてください。
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コツ2. 必要なものを事前に準備しておく!
セルフカラーがスムーズに進められるように、道具を事前に準備しておくことは大事なポイントです。
以下に、用意しておきたい道具を一通り紹介しますので、確認しましょう!
ほとんどは、身の回りにあるもので大丈夫です。
- ヘアカラー
髪がセミロング以上の長さの場合は2箱用意しておきましょう。
使用量が少ないと十分に染まらない原因となりますし、たっぷりと使用することで塗りムラを防ぐことにもつながります。 - 鏡
見えにくいところを染めるときに必要です。 - ティッシュペーパー
あると便利!たれてきたヘアカラーの薬剤をふきとります。 - シャンプー、コンディショナー
染毛後のヘアカラーの薬剤をきちんと洗い流します。ヘアカラー専用の商品がおすすめです。 - 新聞紙
周囲に敷いて薬剤の飛び散りによる汚れを防ぎます。 - ヘアカラークロス (化粧ケープ)
衣服を覆い、薬剤が付くのを防ぎます。 - 保護クリーム (ワセリンやハンドクリームなどの油分のあるクリーム)
顔のまわり、耳のうしろなどに塗って、薬液で地肌まで染まってしまうのを防ぎます。 - ヘアクリップ (ダックカール、ダッカール)
ブロッキングした髪を留めます。 - 手袋 (商品に入っていない場合)
ヘアカラーリング時の手のよごれを防ぎます。 - 輪ゴム
手首で手袋をしっかり留めるために使います。 - タオル
首のまわりに巻いて、薬剤が付くのを防ぎます。 - ボタンなどで前から脱ぎ着できるシャツ
染毛後、薬剤を洗い流すときに脱ぎやすく便利です。 - ラップ
塗布後に覆って保温することで染まりやすい温度をキープできます。
用意し忘れたものがないか要チェック!
コツ3. 塗りやすいようにブロッキングしておこう
クリームタイプでセルフカラーをする場合は、ムラなく薬剤を塗るためにブロッキングしておくのがおすすめ。染める前に髪をブロッキングすることでムラなく早くきれいに薬剤を塗ることができます。
※ムース・泡タイプの場合は、髪全体に泡をもみ込むように塗るためブロッキングは不要です。
髪を耳前左、耳前右、後頭部の左、後頭部の右と4つのブロックに分け、ヘアクリップ (ダックカール)で留めます。
ヘアクリップは下から上に挟むとしっかり留まって落ちてこないですよ!
ヘアクリップの代わりに「ヘアゴム」で簡単ブロッキング!
セルフカラーなら低めの位置で髪をゆるく束ねるのもおすすめ。
根元全体にカラー剤が届きやすく、塗布もスムーズです。
特に後頭部は鏡越しに見えにくいため、「左右2つに分けて結ぶ」とムラが出にくくなります。
コツ4. 生え際に保護クリームを塗って汚れを防止!
額の生え際、えり足、耳まわり、首まわりなどのフェイスラインに保護クリーム (ワセリンやハンドクリームなどの油分のあるクリーム)を塗り、地肌が染まらないように保護しましょう。クリームが髪につくと染まりにくくなるため、肌のみに塗ってくださいね。
コツ5. 染まりにくいえり足、後頭部から塗っていく
髪は部位によって太さや硬さが変わるので、髪が太く染まりづらいところからヘアカラーの薬剤を塗布することが大切。
黒髪用ファッションカラーの場合、髪が明るくなりづらいえり足から塗布していきましょう。
基本的なヘアカラーの場合
ヘアカラーの薬剤を塗る順番
- えり足、後頭部
- 頭頂部、サイド
- 前髪
- 生え際
白髪染めの場合
白髪染めの場合は、白髪の目立つ生え際や分け目の部分から塗りましょう。
そのあと、上記のえり足、後頭部の順に全体に塗っていきます。
ヘアカラーの薬剤はたっぷりと塗ることがポイントです!
コツ6. パッケージに記載してある放置時間を守る
上手に染めるには、髪質や条件に合わせてヘアカラー剤の塗り方や放置時間を調整することが大事。
以下のチェックシートの条件に該当する方は髪が染まりにくく、色が明るくなりにくいため、放置時間を少し長めにし、薬剤を多めに塗るなどの調整をしましょう。
たとえば、商品に添付されている使用説明書に一般的な放置時間が20分と記載されている場合、短めにする方は15分程度、長めにする方は25分程度にすると良いですよ(あくまで目安です)。
ただ、放置時間は商品の種類などによって異なるので、必ず使用説明書を確認するようにしてくださいね。
- ※商品の温度が高くなっている場合、そのまま使用すると商品によっては発熱等が起こることがあります。
また、髪質が硬毛(太い、硬い、パーマがかかりにくい、真っ黒)で髪が染まりにくい場合はご希望の色よりもやや明るめの色を選ぶこともおすすめです。
黄み系の色でヘアカラーすると、しっかりと染まらずオレンジっぽい色になりやすいですが、赤み系の色でヘアカラーすると染め上がりもきれいで色持ちが良いですよ。
一方、髪質が軟毛(細い、軟らかい、茶色っぽい)の場合は黄み系の色でヘアカラーすると染め上がりもきれいで色持ちが良いです。
赤み系の色でヘアカラーすると赤みには染まりますが色持ちは悪い傾向があります。
冬は部屋を少し暖かくして放置時間を過ごそう!
室温が低いと染まりにくいので、少し暖かい20〜30℃の部屋で過ごしてください。
コツ7. セルフカラー後のアフターケアも重要!
ヘアカラーは髪のメラニン色素を脱色させ、染料で髪を染めていきます。その過程で、髪のキューティクルを広げて髪の内部まで染料を浸透させていきます。
ヘアカラーした髪は熱や摩擦などのさまざまな外部要因によりダメージを受けやすくなります。
そのため、ヘアカラー後に髪にダメージを与えてしまうと、髪の内部の染料が早く落ちてしまうのです。
色持ちや髪のダメージ具合にも大きく左右するため、染めた後はヘアケアにも心がけましょう!
①カラー専用のシャンプー・トリートメントを使う
色持ちを良くするには、カラーケア用アイテムが必須。
アミノ酸系シャンプーなど、洗浄力の穏やかなものを選ぶと色落ちを抑えられます。
カラー後におすすめのアイテム
ヘアカラー用のシャンプー、トリートメントには、「毛髪を傷めないように汚れを落す」「傷んだ部分に作用し毛髪を補修することで色落ちを抑える」など、ヘアカラーをした髪に適した効果がプラスされています。
染めた髪色を美しく長持ちさせるためには、ヘアカラー用のシャンプー、トリートメントのご使用をおすすめします。

プロマスター カラーケアシリーズは、カラーをした髪の特徴やダメージを考えた成分配合になっています。
ヘアカラーによって毛髪の内部で発生し、色落ちなどの原因となる「毛髪不均一化現象」に着目。毛髪内部にダメージの差や空洞が発生し、色落ちや質感の低下を招くことから、この本質にアプローチする補修成分“LMCイコライザー※”を配合。集中ケアを可能にした補修成分が、美しく均一な髪へ効果的に導きます。
- ※コラーゲンアミノ酸、(水添ヒマシ油/セバシン酸)コポリマー、マンゴー種子脂【毛髪補修】
②ドライヤーは「冷風」でキューティクルを引き締め
カラー後の髪は、薬剤の影響でキューティクルが開いた状態に。
温風で乾かしたあとは、最後に冷風を当ててキューティクルを引き締めることで、色落ちを抑えられます。
少しの手間で、カラーの色持ちや指通りが大きく変わりますよ。
③ヘアオイルでうるおい補給
カラー後の髪は乾燥しやすく、広がりやすい状態。
お風呂上がりにオイルを毛先中心になじませることで、水分蒸発を防ぎ、ツヤをキープできます。
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