髪って一日に何本抜けるの?本数の目安と抜け毛が多いときの注意サインを解説!

髪って一日に何本抜けるの?本数の目安と抜け毛が多いときの注意サインを解説!

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「髪は一日に何本くらい抜けるの?」
「シャンプーのときにたくさん抜けても大丈夫?」

一日に抜ける髪は50~150本程度が目安ですが、個人差や日々の変動が大きく、本数だけで正常・異常を判断することはできません。

洗髪の間隔や髪の長さ、抜け毛を確認する場所によっても、多く抜けたように感じることがあります。

この記事では、一日の抜け毛の目安や、多く見える理由、抜け毛が気になるときの確認ポイントと注意したいサインを解説します。

男女差や季節による違いについても紹介するので、普段の髪や頭皮の状態を振り返る際の参考にしてください。

この記事の監修

監修:今井健仁

ヘアスペシャリスト

ホーユー株式会社
総合研究所 研究員/博士(医学)

今井 健仁さん

目次

髪は一日に何本抜ける?

髪は一日に何本抜ける?

一日に抜ける髪は、50~150本程度が目安です。

平均すると100本前後になると見られますが、個人差や日々の変動が大きいため、「100本まで」と上限を決めて考えるものではありません。

また、洗髪の間隔や確認方法によっても、見つかる抜け毛の本数は変わります。

50~150本という数値は、正常・異常を分ける基準ではなく、あくまで目安として捉えましょう。

髪は毛周期に沿って自然に抜けて生え替わる

髪は、成長してから抜け落ち、再び生える「毛周期」を繰り返しています。

髪が伸びる成長期、成長が止まり始める退行期、成長を休む休止期などを経て、新しい髪が生え始めるときに古い髪が押し上げられて抜けます。

通常は、同じ毛包※から次の髪が生えます。ただし、毛包※の状態や頭皮の病気などによっては、髪が生えにくくなる場合もあります。

自然な生え替わりによる抜け毛と、髪が生えにくくなる変化は、分けて考えることが大切です。

  • ※ 毛包(もうほう):毛髪が成長する場所のこと。毛髪の生成、成長、脱毛の過程において中心的な役割を果たす。

抜け毛の本数だけで正常・異常を判断するのは難しい

一日に見つけた抜け毛の本数だけで、正常・異常を判断することは難しいです。

100本を超えた日があっても、それだけで異常とはいえません。反対に、目安より少ない本数だからといって、髪や頭皮に問題がないと判断できるわけでもありません。

数値だけで決めつけず、普段と比べた変化や、髪・頭皮の状態も合わせて確認しましょう。

髪が多く抜けているように見えるのはなぜ?

髪が多く抜けているように見えるのはなぜ?

抜け毛が増えたように感じても、洗髪の間隔や髪の長さ、確認する場所が影響している場合があります。

実際の本数の変化と、見た目の印象の違いを分けて考えてみましょう。

1. 洗髪の間隔が空くとシャンプー時にまとまって抜けやすい

前回の洗髪から間隔が空くと、シャンプー時に確認できる抜け毛がまとまって多くなることがあります。

毎日洗ったときと、間隔を空けて洗ったときでは、確認する条件が異なります。シャンプー時に見つけた本数だけを比べても、一日の抜け毛が増えたとは判断できません。

排水口の髪が多いと感じたときは、前回いつ洗髪したかも振り返りましょう。

2. 髪が長いと同じ本数でも多く見えやすい

髪が長いと、同じ本数でも集まったときに多く見えやすくなります。

1本が長い分、排水口やブラシに集まった髪のかさが増え、量が多い印象になるためです。髪を伸ばしている途中では、以前と同じ本数でも見え方が変わることがあります。

髪のかたまりの大きさだけで判断せず、以前と比べて髪の長さが変わっていないかも確認してください。

3. 季節や生活環境の変化によって抜け毛が増えたと感じることがある

季節によって抜け毛が増減することはありますが、すべての人に同じ変化が起こるわけではありません。

個人差や生活環境などの影響もあるため、同じ季節でも抜け毛の変化の感じ方は異なります。

「この季節だから問題ない」と決めつけず、普段との違いや、ほかに気になる変化がないかも確認しましょう。

4. 排水口・ブラシ・床など確認する場所によって見え方が異なる

排水口やブラシ、床にある髪は、集まった期間や条件が同じとは限りません。

例えば、ブラシに残っていた髪や、しばらく掃除していない床の髪には、以前に抜けたものが混ざっている可能性があります。共用の場所では、自分以外の人の髪が含まれることもあります。

見つけた髪をすべて「自分の一日分の抜け毛」と数えず、いつから、どこにたまっていたものかを確認しましょう。

抜け毛が多いと感じたときに確認したいこと

抜け毛が多いと感じたときに確認したいこと

抜け毛が気になるときは、自分の普段の状態と比べて、どのような変化があるかを確認します。

本数に加えて、髪の太さや地肌の見え方、最近の生活・体調の変化も整理しておくと、相談する際に伝えやすくなります。

1. 同じ条件で抜け毛の変化を確認する

抜け毛を比較するときは、洗髪の間隔や確認する場所などの条件をできるだけそろえましょう。

毎日洗髪した日の排水口と、数日間使ったブラシに残った髪では、同じ条件の比較になりません。排水口やブラシを前回いつ掃除したかも、確認しておきたい点です。

一度に見つかった量だけではなく、同じ条件でも以前より増えているかに注目してください。

2. 抜け毛の本数だけでなく髪の太さや抜け方も確認する

髪の変化には、本数が減るだけでなく、髪が細くなる変化もあります。

以前より細い髪が目立つようになったか、全体的に薄く感じるのか、一部分だけ髪が少なくなっているのかなども確認しましょう。

ただし、細い抜け毛を1本見つけただけで、薄毛の進行や病気の有無を判断することはできません。

一本一本の形で診断しようとせず、以前と比べた髪全体の変化として捉えましょう。

3. 分け目や生え際など地肌の見え方に変化がないか確認する

抜けた髪だけでなく、分け目や生え際など、頭に生えている髪の状態も確認しましょう。

比較するときは、髪の乾き具合や分け方、照明などをできるだけそろえます。写真を残す場合も、同じ明るさや角度を意識すると、見え方の違いを抑えやすくなります。

条件をそろえても地肌が以前より目立つ場合は、本数が少なくても皮膚科へ相談してください。

4. 睡眠・食事・ストレス・体調など最近の変化を振り返る

睡眠時間や食事、ストレス、体調に最近変化がなかったかも振り返りましょう。

生活のリズムが変わった、食事量が大きく減った、体調を崩したなど、思い当たることを抜け毛が気になり始めた時期と合わせて整理します。

ただし、生活の変化があったからといって、それが抜け毛の原因とは限りません。

原因を自分で決めつけるためではなく、受診時に状況を伝えるための情報としてまとめておきましょう。

抜け毛の本数にかかわらず注意したいサイン

抜け毛が多いと感じたときに確認したいこと

抜け毛の急な増加や部分的な脱毛、地肌の変化、頭皮の症状がある場合は、本数だけで判断せず皮膚科へ相談しましょう。

ここで紹介する変化があるからといって、特定の病気と決まるわけではありません。自己判断で原因を絞らず、診察を受ける際の目安にしてください。

1. 急に抜け毛が増えた状態が続いている

普段より明らかに抜け毛が増え、その状態が続く場合は、皮膚科専門医へ相談しましょう。

いつ頃から増えたか、洗髪の間隔を変えていないか、髪が少なくなったと感じる部分はあるかを伝えてください。

特に短い期間で大きく変化している場合は、記録をためようと受診を先延ばしにせず、早めに相談しましょう。

2. 一部分だけ髪が抜けている

一部分だけ髪が抜けて地肌が見える場合は、見つけた抜け毛の本数が少なくても相談が必要です。

気づいた時期や場所、範囲が広がっていないかを確認しておきましょう。

見た目だけで原因を決めつけず、特に範囲が広がる場合や繰り返す場合は、早めに皮膚科専門医の診察を受けてください。

3. 分け目や生え際などの地肌が目立つようになった

分け目が以前より広く見える、生え際の地肌が目立つなどの変化も、確認したいサインです。

髪を乾かして同じように分けても見え方が変わっている場合は、過去の写真なども参考にしながら、変化した場所を整理しましょう。

抜け毛の多さを実感していなくても、地肌の見え方の変化が気になる場合は皮膚科へ相談してください。

4. 頭皮に赤み・痛み・かゆみ・フケなどの症状がある

抜け毛に加えて、頭皮の赤みや痛み、強いかゆみ、フケの増加などがある場合は、頭皮の状態も確認する必要があります。

こうした症状だけで原因を特定することはできません。気になる症状が続く場合や強い場合は、抜け毛の本数にかかわらず皮膚科専門医へ相談しましょう。

受診時には、抜け毛だけでなく、頭皮のどこに、いつから、どのような症状があるかも伝えてください。

5. 抜け毛とあわせて体調の変化も続いている

抜け毛とともに体調の変化も続いている場合は、髪や頭皮だけの問題と考えず、医療機関へ相談しましょう。

抜け毛には、全身の病気や身体の状態が関係する場合もあります。ただし、抜け毛と体調の変化があるだけで、特定の病気だと判断することはできません。

皮膚科やかかりつけ医に、体調の変化の内容と、抜け毛が気になり始めた時期を合わせて伝えてください。

髪の抜ける本数に関するよくある質問

抜け毛の量は、洗髪の間隔や個人差、季節などによって変わります。

ここでは、シャンプー時の抜け毛や男女差、毎日の数え方など、気になりやすい疑問に答えます。

Q1. シャンプーのときに髪がたくさん抜けるのは問題?

シャンプー時に髪が多く抜けたように見えても、それだけで問題があるとは判断できません。

洗髪の間隔が空いていたり、髪が長かったりすると、多く感じる場合があります。また、そのときに見つけた髪が、一日に抜けたすべての髪とは限りません。

同じ条件でも明らかに多い状態が続く場合や、地肌の変化・頭皮の症状がある場合は、皮膚科へ相談しましょう。

Q2. 女性と男性で一日の抜け毛の本数は違う?

男性・女性のどちらも、一日の抜け毛の本数には個人差や日々の変動があります。

毛周期のうち、髪が伸びる成長期は男性より女性の方が長めとされています。ただし、これにも個人差があり、その違いだけで一日の抜け毛の本数を比較することはできません。

性別だけで本数の多い・少ないを決めず、自分の普段の状態から変化していないかを確認しましょう。

Q3. 季節によって抜け毛の本数は変わる?

季節によって抜け毛の本数が増減することはあります。

ただし、個人差や生活環境などの影響もあるため、すべての人で同じように増えたり減ったりするわけではありません。

季節だけを理由に判断せず、急な増加が続く場合や、髪・頭皮の変化がある場合は相談してください。

Q4. 抜け毛は毎日数えた方がいい?

毎日一本ずつ正確に数えることだけが、抜け毛の変化を確認する方法ではありません。

髪は洗髪時以外にも抜けるため、一日に抜けたすべての髪を集めるのは難しいものです。確認する場所や洗髪間隔によっても、数える本数は変わります。

数を記録する場合は条件も一緒に残し、地肌の見え方や頭皮の症状なども合わせて確認しましょう。

正確な本数を把握できていなくても、気になる変化がある場合は相談できます。

Q5. 一日100本以上抜けたら薄毛になる?

一日に100本以上抜けたというだけで、薄毛になるとはいえません。

一日の抜け毛は50~150本程度が目安で、個人差や日々の変動があります。ただし、この範囲に収まっていれば必ず問題がないという意味でもありません。

本数だけで将来の薄毛を判断せず、髪の太さや地肌の見え方、抜け方に以前との違いがないかを確認しましょう。

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