髪の日焼けとは?紫外線による影響と予防・ケア方法を解説

髪の日焼けとは?紫外線による影響と予防・ケア方法を解説

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「髪も日焼けするって本当?」
「日差しを浴びた後、髪がパサつくのはなぜ?」

髪は皮膚のように赤くなるわけではありませんが、紫外線によって乾燥や手触り、色味に変化が生じることがあります。

一方、頭皮は皮膚のため、日焼けによる赤みや痛みが起こる場合があります。髪と頭皮では、影響の現れ方やケアの考え方が異なります。

この記事では、紫外線が髪に与える影響や、髪と頭皮の日焼けを防ぐ方法、日差しを浴びた後のケアを解説します。

髪用UVケアアイテムの選び方や、頭皮が日焼けしたときの対応も紹介するので、日々の対策に役立ててください。

この記事の監修

監修:今井健仁

ヘアスペシャリスト

ホーユー株式会社
総合研究所 研究員/博士(医学)

今井 健仁さん

目次

髪も日焼けするって本当?

髪も日焼けするって本当?

髪も紫外線の影響を受けますが、皮膚のように赤くなったり、炎症を起こしたりするわけではありません。

一般的に「髪の日焼け」と呼ばれるのは、紫外線などの影響によって、髪の乾燥や手触り、色味に変化が生じることです。肌の日焼けと同じ現象ではありません。

日差しを浴びた後に髪がパサついたり、髪色が明るく見えたりすることがありますが、こうした変化には紫外線以外の要因も関わります。

髪と頭皮をひとまとめにせず、それぞれにどのような変化が起きているかを確認しましょう。

ただし、頭皮は皮膚のため日焼けによる赤みや痛みが起こることもある

頭皮は皮膚なので、紫外線を浴びることで日焼けし、赤みや痛みが生じることがあります。

特に分け目やつむじなどは日差しが当たりやすく、髪だけでなく頭皮も紫外線対策が必要な部分です。

髪のパサつきと頭皮の赤み・痛みでは、対応が異なります。頭皮に異常がある場合は、髪用のトリートメントなどによるケアだけで済ませないようにしましょう。

頭皮の状態を確認し、水ぶくれや強い痛みなどがある場合は皮膚科専門医へ相談してください。

髪が紫外線を浴びるとどうなる?

髪が紫外線を浴びるとどうなる?

紫外線を浴びると、髪のパサつきやゴワつき、ヘアカラーの褪色などが気になることがあります。

ただし、変化の現れ方は髪の状態や染料の種類、普段のヘアケアなどによっても異なります。紫外線の影響として考えられる変化を見ていきましょう。

1. パサつきや乾燥が気になりやすくなる

紫外線を浴びることは、髪のパサつきや乾燥が気になる一因になります。

日差しを浴びた後、以前よりパサつく、まとまりにくいと感じることがあるでしょう。こうした変化には、紫外線に加えて乾燥などの条件も関わっています。

パサつきが気になるときは、日差しへの対策とあわせて、普段の髪の扱い方やケアも見直しましょう。

2. ゴワつきや手触りの変化が気になることがある

紫外線の影響で、髪がゴワついたり、手触りが変化したりすることがあります。

指を通したときになめらかさが感じられないなど、普段との違いに気づく場合もあります。

ただし、手触りの変化だけで紫外線によるダメージだと判断することはできません。摩擦や熱、カラーやパーマなども関わるためです。

手触りを整えるケアを取り入れながら、その後の摩擦や過度な熱を避けることが大切です。

3. ヘアカラーの褪色や髪色の変化につながることがある

紫外線によって、髪が明るく見えたり、茶色く見えたり、ヘアカラーの色が変化したりすることがあります。

カラーをしている髪では、色が薄くなる褪色だけでなく、色調の変化が気になる場合もあります。

ただし、染料の種類によって変化が起きやすい色と起きにくい色があり、普段のヘアケアの方法によっても異なります。

すべての髪色が同じように変化するわけではなく、紫外線だけで褪色の程度が決まるものでもありません。

4. 紫外線だけでなく摩擦・熱・カラーやパーマによる負担も影響する

髪の状態には、紫外線だけでなく、摩擦や熱、カラーやパーマなどによる負担も影響します。

濡れた髪を強くこすることや、ドライヤー・ヘアアイロンで過度な熱を加えることなども、髪への負担になります。

日差しを浴びた後に変化を感じても、複数の要因が重なっている場合があるため、「紫外線だけが原因」とは言い切れません。

紫外線対策だけでなく、洗髪後の扱い方や熱の当て方も含めて、負担を減らすことを意識しましょう。

髪や頭皮の日焼けを防ぐ方法

髪や頭皮の日焼けを防ぐ方法

髪や頭皮の紫外線対策は、帽子や日傘で日差しを減らし、必要に応じて使用部位に合うUVケアアイテムを取り入れることが基本です。

髪用と頭皮に使える製品は、必ずしも同じではありません。製品の表示を確認し、使う場所に合った対策を選びましょう。

1. 帽子をかぶって髪と頭皮に当たる日差しを減らす

帽子をかぶることで、髪や頭皮に直接当たる日差しを減らせます。

分け目やつむじを含め、頭を覆えているか確認しましょう。髪が長い場合は、帽子から出ている部分にも日差しが当たることがあります。

帽子で覆える範囲を確認し、髪全体への日差しが気になる場合は日傘も組み合わせましょう。

2. 日傘を使って紫外線を避ける

日傘も、髪と頭皮に当たる日差しを減らすために役立ちます。

日差しの向きに合わせて、頭や髪が傘の陰に入るように使いましょう。帽子で覆いきれない髪の部分が気になるときにも取り入れやすい方法です。

日傘を使っていることだけで安心せず、髪や頭皮に直接日差しが当たっていないかを確認してください。

3. 髪用のUVケアアイテムを表示に従って使用する

髪用のUVケアアイテムは、製品ごとの機能や使い方を確認して使用します。

効果や試験方法は製品ごとに異なるため、すべての製品が同じように紫外線による髪への影響を防ぐとはいえません。商品に記載された説明の範囲で選びましょう。

また、SPF・PAは皮膚を対象とした試験・表示であり、髪への効果を示すものとして、そのまま当てはめることはできません。

使用量や使用方法は製品の表示に従い、帽子や日傘による対策もあわせて取り入れてください。

4. 分け目やつむじなど紫外線が当たりやすい頭皮も対策する

分け目やつむじなど、日差しが当たりやすい頭皮も紫外線対策をしましょう。

帽子や日傘で日差しを減らし、日焼け止めを使う場合は、頭皮への使用が表示・確認されている製品を選びます。

髪用のUVケアアイテムや顔・身体用の日焼け止めが、そのまま頭皮にも使えるとは限りません。

使用できる部位が分からないときは、自己判断で頭皮に使わず、メーカーへ確認してください。

紫外線を浴びた後の髪のケア方法

紫外線を浴びた後の髪のケア方法

紫外線を浴びた後は、トリートメントで髪の質感を整えながら、摩擦や過度な熱による負担を抑えましょう。

こうしたケアは、紫外線によって生じた髪の変化を元に戻すものではありません。手触りやまとまりを整え、その後の負担を抑えるためのものです。

頭皮に赤みや痛みがある場合は、通常のヘアケアよりも、頭皮の状態に応じた対応を優先してください。

1. シャンプー時に髪や頭皮を強くこすらない

シャンプー時は、髪や頭皮をゴシゴシと強くこすらず、摩擦を抑えて洗いましょう。

濡れた髪は水分を含んでふくらみ、キューティクルが剝がれやすい状態です。髪を強くこすり合わせたり、絡まった部分を力任せに引っ張ったりしないようにします。

洗髪後も、タオルで髪をやさしく押さえるようにして水分を取りましょう。

頭皮に赤みや痛みがある場合は、無理にこすって洗わず、刺激を避けて皮膚科専門医へ相談してください。

2. トリートメントや洗い流さないトリートメントで髪をケアする

トリートメントや洗い流さないトリートメントは、髪の手触りやまとまりを整えるために使います。

髪質やダメージの状態、求める仕上がりに合わせて選び、使用量や使うタイミングは製品の表示に従いましょう。

ケア後に髪がなめらかに感じられても、紫外線を浴びる前の状態に戻ったり、傷んだキューティクルが再生したりしたわけではありません。

質感を整えるケアとあわせて、日々の摩擦や過度な熱を減らすことも続けてください。

3. 濡れた髪を放置せずドライヤーで乾かす

洗髪後は濡れた髪を長時間放置せず、タオルで水分を取ってからドライヤーで乾かしましょう。

濡れている間はキューティクルが剝がれやすいため、乾かす前のブラッシングやタオルドライでも強い力を加えないことが大切です。

ただし、早く乾かそうとして過度な熱を当てると、別の負担につながります。

髪をやさしく扱いながら乾かし、頭皮に赤みや痛みがある場合は、無理に熱を当てないようにしてください。

4. ドライヤーやヘアアイロンの熱を当てすぎない

ドライヤーやヘアアイロンは、同じ部分に熱を当て続けないように使いましょう。

ドライヤーは風を当てる位置を動かしながら使用し、ヘアアイロンも同じ部分に繰り返し熱を加えすぎないようにします。

日差しを浴びた後のゴワつきや広がりを、熱を当て続けることで無理に整えようとしないことも大切です。

温度や使い方は機器の説明書に従い、必要以上に熱を加えないようにしましょう。

5. カラーやパーマを予定している場合は髪の状態を美容師に相談する

カラーやパーマを予定しているときは、日差しを浴びた後に気になっている髪の変化を美容師へ伝えましょう。

パサつきや手触り、髪色の変化などを伝え、現在の髪の状態を踏まえて施術やケアの進め方を相談してください。

頭皮に赤みや痛みなどの異常がある場合は、カラーやパーマなど刺激になり得る施術を控えます。

頭皮に異常がある間は、予定を優先して施術を受けず、美容師や皮膚科専門医へ相談しましょう。

頭皮が日焼けしたときはどうすればいい?

頭皮が日焼けしたときはどうすればいい?

頭皮に日焼けによる赤みや痛みがある場合は、まず冷やし、摩擦や刺激を避けましょう。

水ぶくれや強い痛み、広範囲の赤みなどがある場合は、自宅でのケアだけで済ませず、皮膚科専門医へ相談してください。

1. まずは頭皮を冷やして刺激や摩擦を避ける

日焼けした頭皮は、冷たい水で濡らしたタオルなどで冷やし、こすったり強く触ったりしないようにしましょう。

冷やす際に、氷や保冷剤を頭皮へ直接当てることは避けてください。

赤みや痛みがある間は、刺激になり得るカラーやパーマも控えます。

冷やすことだけで様子を見続けず、水ぶくれや強い痛みなどがある場合は皮膚科専門医へ相談しましょう。

2. 赤みや痛みなど頭皮の状態を確認する

赤みがある範囲や痛みの強さ、水ぶくれの有無など、頭皮の状態を確認しましょう。

髪のパサつきが気になる場合でも、頭皮に赤みや痛みがあれば、髪のケアとは分けて対応する必要があります。

確認するときは、何度も触ったり、こすったりして刺激を加えないようにしてください。

気になる症状がある場合は、どこに、いつから、どのような変化があるかを皮膚科専門医へ伝えましょう。

3. 水ぶくれや強い痛みなどがある場合は医療機関への相談を検討する

水ぶくれや強い痛み、広範囲の赤みなどがある場合は、早めに皮膚科専門医へ相談してください。

髪用のトリートメントで頭皮の日焼けに対処しようとしたり、症状があるままカラーやパーマを受けたりすることは避けましょう。

頭皮の症状が強い場合は、自分だけでケア方法を判断せず、診察を受けて対応を確認することが大切です。

髪の日焼けに関するよくある質問

髪の日焼けは、髪色や質感の変化として気づくことがあります。また、髪用のUVケアと頭皮への日焼け止めは、分けて考える必要があります。

ここでは、髪が茶色くなる理由やパサつき、UVケアアイテムの使い方に関する疑問に答えます。

Q1. 日焼けによって髪が茶色くなることはある?

紫外線の影響で、髪が明るく見えたり、茶色く見えたりすることはあります。

カラーをしている場合は、染料の種類によって褪色や色調の変化が起きやすい色と起きにくい色があります。普段のヘアケアや熱などの影響も受けるため、髪色の変化がすべて紫外線によるものとは限りません。

髪色の変化が気になる場合は、日差しを減らす対策を取り入れ、施術やケアについて美容師へ相談しましょう。

Q2. 髪が日焼けするとパサパサになる?

紫外線を浴びることで、髪のパサつきが気になる場合はあります。

ただし、乾燥や摩擦、熱、カラーやパーマなども影響するため、必ずパサパサになるわけではありません。

トリートメントなどで手触りやまとまりを整えることはできますが、紫外線によって生じた髪の変化を元に戻すものではありません。

紫外線への対策と、その後の髪への負担を抑えるケアを組み合わせましょう。

Q3. 髪用の日焼け止めって効果あるの?

髪用UVケアアイテムに期待できる効果は、各製品の機能や試験結果、表示によって異なります。

「髪用の日焼け止め」と呼ばれる製品でも、すべてが同じ効果を持つとは限りません。皮膚用の日焼け止めと同じような効果があると、一律に考えないようにしましょう。

SPF・PAの表示も、髪への効果をそのまま示すものではありません。

商品に記載された機能と使用方法を確認し、帽子や日傘による対策もあわせて行ってください。

Q4. 頭皮にも日焼け止めを使った方がいい?

頭皮にも紫外線対策は必要ですが、日焼け止めを使う場合は、頭皮に使用できることが表示・確認されている製品を選びましょう。

顔や身体用の日焼け止めが、頭皮にも使えるとは限りません。髪用の製品についても、頭皮への使用可否を確認する必要があります。

日焼け止めだけに頼らず、帽子や日傘で分け目やつむじに当たる日差しを減らすことも大切です。

頭皮に赤みや痛みなどの異常がある場合は、自己判断で製品を使い続けず、皮膚科専門医へ相談してください。

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