キレイに染める4つの条件
髪質によって染まりには個人差があるので、髪を染めるときは、自分の髪質をよく知ることが重要です。ヘアカラーの効果に影響を与える要素は主に4つあります。これらについても知っておきましょう。
1. 「髪質」・・・染め上がりの色は、髪質によって変わる
細くて軟らかく、パーマのかかりやすい髪は染まりやすいのですが、太くて硬く、パーマのかかりづらい髪はヘアカラーも染まりにくいです。
染まりやすい髪質と染まりにくい髪質
あなたの髪質の特徴は?
細い / 軟らかい / パーマがかかりやすい / 明るい
髪は染まりやすい
黒髪用 | ご希望の色を選びます |
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白髪用 暗め(6,7番) |
ご希望の色よりも1トーン明るい番号を選びます |
白髪用 明るめ(0,1,2,3,4,5番) |
ご希望の色の番号を選びます |
太い / 硬い / パーマがかかりにくい / 真っ黒
髪は染まりにくい
黒髪用 | ご希望の色よりもやや明るめの色を選びます |
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白髪用 暗め(6,7番) |
ご希望の色の番号を選びます |
白髪用 明るめ(0,1,2,3,4,5番) |
ご希望の色よりも1トーン明るい番号を選びます ※白髪への染まりは弱くなります |
髪質による染まり具合の違い
あなたの髪色は?
黒髪の場合
軟毛(茶っぽい / 軟らかい / 細い / 乾燥しがち / 弾力がない / 艶がない)
反応 |
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傾向 | 黄味系の色でヘアカラー 染め上がりもきれいで色持ちが良い 赤味系の色でヘアカラー 赤味には染まるが色持ちは悪い |
硬毛(真っ黒 / 硬い / 太い / あぶらっぽい / 弾力がある / 艶がある)
反応 |
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傾向 | 黄味系の色でヘアカラー しっかりとは染まらず、オレンジっぽい色になる 赤味系の色でヘアカラー 染め上がりもきれいで色持ちが良い |
標準毛(ふつう)
反応 | メーカーが提示する基本色調に近い色がでます |
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傾向 |
白髪の場合
軟毛(茶っぽい / 軟らかい / 細い / 乾燥しがち / 弾力がない / 艶がない)
反応 | 白髪の部分 →染まりやすい 黒髪の部分 →黄味系の色が出やすい |
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傾向 | 黄味系の色でヘアカラー 白髪と黒髪のなじみが良く、染め上がりがきれい 赤味系の色でヘアカラー 赤味には染まるが色持ちは悪い |
硬毛(真っ黒 / 硬い / 太い / あぶらっぽい / 弾力がある / 艶がある)
反応 | 白髪の部分 →染まりやすい 黒髪の部分 →赤味系やオレンジ系の色が出やすい |
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傾向 | 黄味系の色でヘアカラー 白髪に染まった色が感じにくく、浮いて見えやすい 赤味系の色でヘアカラー 白髪と黒髪のなじみが良く、染め上がりがきれい |
標準毛(ふつう)
反応 | メーカーが提示する基本色調に近い色がでます |
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傾向 |
2. 「温度」・・・温度が高いと反応が早くなり染まりやすい。低いと反応が遅く染まりにくい。
ヘアカラーは温度によって染毛効果が異なります。染める時は室温をご確認ください。通常は、室温20~30℃で染めることを基準に放置時間の設定がされています。
3. 「塗布量」・・・染まりにくい部分は塗布量を多めが基本。
人間の頭部は部分によって温度差があるので、染め上がりに影響が出ます。場所によって、ヘアカラー剤を塗る量を調節すると、染め上がりにムラが出ることを防げます。また、ゴールド系・ブロンド系ブリーチは、液が根元にたまりやすくムラ染めになるので、根元から1~2cm離して塗るのがコツです。

4. 「時間」・・・染まりやすい髪は記載時間通りに、染まりにくい髪は時間を長めに。
髪質により、塗布してからの放置時間も多少変わります。ただし、商品に記載されている時間を極端に変えるとムラ染めなどの原因にもなります。
失敗を防ぐポイントについて、もっと詳しく知るために
- ※ヘアカラー (医薬部外品) は、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
- ※今までにヘアカラーでかぶれたことのある方は、絶対に使用しないでください。また、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)もしないでください。
- ※ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) をしてください。
- 「かぶれ」と「皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) 」については『日本ヘアカラー工業会』のWEBサイトでもご確認頂けます。