<

【レポート】レトロさがエモい!? ホーユーヘアカラーミュージアムをキャンペーン受賞者が見学

【レポート】レトロさがエモい!? ホーユーヘアカラーミュージアムをキャンペーン受賞者が見学

Share

  • Facebook

LICOLOの運営元であるホーユーでは、創立100周年キャンペーンのひとつとして、人生の中で思い出深い「#髪を染めた日」のエピソードを一般の方から募集するをキャンペーンを実施しました。
去る7月31日、キャンペーン受賞者4名に名古屋市東区にある「ホーユーヘアカラーミュージアム」にお越しいただき、授賞式と座談会を開催。その後ミュージアムを見学し、ヘアカラーの歴史や、創業間もない頃の現存する金看板の展示、髪型のシミュレーション体験などを楽しんでいただきました。

この記事では、ミュージアム見学の模様をお届けしながら、ヘアカラーの歴史や、髪を染める意義、そこに込められる気持ちについて、受賞者の方の感想と一緒にレポートします。

目次

昔の看板や製品、言葉を通して創業100年のホーユーにふれる

昔の看板や製品、言葉を通して創業100年のホーユーにふれる

「安全性だけでなく安心感が求められる」という3代目社長のコトノハ。

ホーユーヘアカラーミュージアムは、ホーユーのコーポレートスローガンである「COLOR YOUR HEART 心に彩りを」を体現する場所として、ヘアカラーの歴史や文化を広く発信し、ヘアカラーをより身近に感じていただくために建設した、日本初※1のヘアカラーに特化したミュージアムです(※1 2023年5月 ホーユー調べ「日本国内におけるヘアカラーミュージアムとして」)。
創立100周年の記念事業の一環として2023年5月9日、名古屋市東区の徳川園すぐ近くに開館しました。

当日は、「#髪を染めた日」エピソードキャンペーンで優秀賞を受賞した埼玉県のじゅささん、特別賞を受賞した福岡県のデビさん、東京都の彩田青さん、埼玉県のクラリさんが来場されました。

昔の看板や製品、言葉を通して創業100年のホーユーにふれる

1階の企画展示室では現在、ホーユーの創業家である水野家の言葉を集めた「コトノハ」展を開催しています。受賞者4名はまず1階を自由に見学。
ホーユーでは、歴代経営者の発言を「100のコトノハ(言の葉)」として全社員に配布しており、企画展ではその一部がタペストリーで展示されています。

お客様は商品購入に際しては「常に新しい商品を試したい」という気持ちと「安心できる商品を使いたい」という両方の気持ちを持っています。この両方を満足させ、ホーユーならうまく染まるという安心感を持ってもらってこそ、商品購入のリピートにつながります。

「安全性だけでなく安心感が求められる」という3代目社長のコトノハに象徴されるように、「お客様に対して購入前に正しい情報を提供しコミュニケーションを図ることが大きなカギになり、店頭で販売する商品の外箱表示やホームページでの訴求、美容サロン等に対する充分な商品説明が重要である」という言葉も。

コトノハを通して、100年続く企業の社風、創業家から続く安心、安全へのこだわりにふれたじゅささんは「言葉も空間も素敵で、ミュージアムのワクワク感を高めてくれますね」と、企業姿勢に感心しながら、これから始まるツアーへの期待が高まっている様子でした。

昔の看板や製品、言葉を通して創業100年のホーユーにふれる

ミュージアムは広報課の課長であり、今回の100周年企画のリーダーを務めた梶原が皆さんをご案内しました。
3階の展示室で真っ先に目に飛び込んでくるのは金看板です。その昔、実際に使われていた金看板をはじめホーユー製品に関する宣伝広告資料をご覧いただけます。

昔の看板や製品、言葉を通して創業100年のホーユーにふれる

ホーユーは1905年に家庭薬製造販売業「水野甘苦堂」として創業し、1923年に株式会社朋友商会を創立しました。3階のホーユー展示室は、ホーユーの歩みを「会社史」「製品開発」「安全性研究」の3つの視点から紹介するスペースです。
創業間もない頃のホーロー看板や、73年間もお客様に愛された白髪染め「元禄」など、懐かしい商品が展示されています。

「二羽からす」木製看板:「二羽からす」は、1909(明治42)年にホーユーが初めて発売した染毛剤。(左上) 「三羽からす」木製看板:1916(大正5)年発売の染毛剤。(右上) 「元禄」木製看板:ひらがな書きの珍しい看板です。(右下)

「二羽からす」木製看板:「二羽からす」は、1909(明治42)年にホーユーが初めて発売した染毛剤。(左上)
「三羽からす」木製看板:1916(大正5)年発売の染毛剤。(右上)
「元禄」木製看板:ひらがな書きの珍しい看板です。(右下)

看板は江戸時代には豪華な漆や金で彩、デザインやロゴや浮世絵を彫ったものなど凝った看板が盛んに作られるようになりました。明治から昭和にかけては特に薬屋で店頭や店内を本物の金を使って文字を彫り込む一点物の金看板を飾ることが流行しました。

いまZ世代を中心に、「昭和レトロ」がエモいと話題ですよね。展示されたレトロな看板や商品を見ながら、みなさん「かわいい!」「よく残っていますね」と、スマートフォンに収めていました。
またクラリさんは、「どの商品も長く愛されているものばかりですね。昔ながらのパッケージの商品がまだ販売されているそうなので、今後ドラッグストアで探してみようと思います」と、ロングセラーの商品がたくさんあることを知り、驚いた様子でした。

なぜ人は髪を染めるのか?その答えがここに!

なぜ人は髪を染めるのか?その答えがここに!

次第に受賞者同士の会話も弾み、ミュージアムツアーはさながら大人の遠足のような楽しい雰囲気に。
続いて一行は2階の常設展示室へ移動。2階の入り口では、古代におけるヘアカラーの意味などを掲示しています。
梶原が「古来よりおまじないや憧れ、教えを理由に人々は髪を染めていたんです」と話すと、「そんなに昔から!」と驚きの声が挙がりました。

なぜ人は髪を染めるのか?その答えがここに!

日本のヘアカラー史のコーナーでは、4つの時代に分けて、それぞれの時代の文化や技術について解説されています。
身分や年齢により決められていた江戸時代の話や、パーマ主流からカットの時代への潮流、茶髪ブームなど、初めて知ること、懐かしく感じることが多く、「これ知ってる!」「私、使っていました」など、受賞者同士で大いに盛り上がりました。

展示を通して感じられるのは、大きく2つあります。
ひとつはヘアカラーの技術の進歩。黒くするだけの染毛剤からブリーチの流入による髪色選択の幅が広がり、更に白髪染めは時短の時代に求められる技術革新を遂げています。
もうひとつは、人の根っこのところにある気持ちは古代文明の頃からなにも変わっておらず、より良く生きていきたいと考えていること。ヘアカラーもそんな想いに寄り添いながら歴史を刻んできたのです。
歴史を学んだみなさんは「こんなに昔からヘアカラーがあったとは知りませんでした」「染める原理は昔から変わらなくても、技術の進歩でより早く安全になっているんですね」と関心しきりでした。

アトラクションで多様な個性を表現するヘアカラーを体験!

「日本のヘアカラー史」エリアの奥に広がるのは、シミュレーターやプロジェクションマッピングなどで、ヘアカラーについて体験できるコーナーです。中でも人気を集めたのが、カメラの前に座ると、AIがその人に似合うヘアスタイルとカラーを自動で提案してくれる「なりたい自分を探す」。

体験してみたじゅささんは「バーチャルでなければ試せないカラーやスタイル!」と、ふだんとは違った自身の姿にびっくり。
クラリさんは「ヘアカラーを販売している横に、このシミュレーターがあればいいのに」と、その機能を気に入った様子でした。

ヘアカラーの力を再認識できたミュージアムツアー

ヘアカラーの力を再認識できたミュージアムツアー

ミュージアムには二羽からす・元禄侍がプリントされた甚吉袋など、昭和レトロなオリジナルグッズを購入できます。

授賞式と座談会、そしてミュージアム見学を体験された受賞者のみなさん。ふだんは気にすることのないホーユーの安心、安全へのこだわりや、ヘアカラーの歴史にふれていただくことができました。
ぜひこの記事を読まれたみなさんも、機会があればホーユーヘアカラーミュージアムで、楽しみながらヘアカラーの魅力を感じてみてくださいね。

ホーユーヘアカラーミュージアム

ホーユーヘアカラーミュージアム
公式HP 
公式インスタグラム 
住所:〒461-0023 愛知県名古屋市東区徳川町903
アクセス:
基幹バス[徳川園新出来]下車徒歩3分
メーグル[徳川園 徳川美術館 蓬左文庫]下車徒歩3分
JR/名鉄/地下鉄[大曽根]下車徒歩13分
名鉄[森下]下車徒歩11分
開館時間:10時 ~ 17時
入館料:無料
休館日:毎週 日曜日・月曜日、祝祭日

ページ上部へ