ノンシリコーンシャンプーとは?専門家がメリットやデメリットについても徹底解説!

ノンシリコーンシャンプーとは?専門家がメリットやデメリットについても徹底解説!

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「ノンシリコーンシャンプーって何?」
「本当に髪や頭皮にいいの?」


ノンシリコーンシャンプーは一時期ブームになったこともあり、良いイメージを持つ人も多い一方で、誤解されている情報も少なくありません。

本記事では、ノンシリコーンシャンプーの基本からメリット・デメリット、選び方や正しい使い方までを専門的な視点で分かりやすく解説します!

この記事の監修

監修:今井健仁

ヘアスペシャリスト

ホーユー株式会社
総合研究所 研究員/博士(医学)

今井 健仁さん

  • 「シリコン」と「シリコーン」は混同されがちですが、ヘアケアで使われているのは「シリコーン(有機ケイ素化合物)」であり、「シリコン(半導体などに使われる無機物)」とは別のものです。本記事においても「シリコンシャンプー」ではなく「シリコーンシャンプー」として表記を統一しております。
目次

ノンシリコーンシャンプーとは?

ノンシリコーンシャンプーとは

ノンシリコーンシャンプーとは、シリコーン(有機ケイ素化合物)を配合していないシャンプーのことを指します。

シリコーンは、髪の表面をコーティングして指通りを良くしたり、ツヤを出したりする目的で使われるヘアケア成分の一つです。

一般的に成分表示では「〇〇メチコン」「〇〇シロキサン」などの名称で記載されています。

ノンシリコーンシャンプーとシリコーン配合シャンプーの違いとは?

シリコーン配合シャンプーとノンシリコーンシャンプーの違いとは

【成分】

ノンシリコーンシャンプーとシリコーン配合シャンプーの違いは、シリコーンが含まれているかどうかだけです。

シリコーンはヘアケア成分の一つに過ぎず、商品ごとの特徴に応じて洗浄成分や他のヘアケア成分等が含まれています。

【使い心地】

ノンシリコーンは洗い流す際にややきしみを感じやすく、さっぱりとした仕上がりになる傾向があります。

一方でシリコーン配合シャンプーは、指通りがなめらかでまとまりやすく、ツヤ感が出やすい仕上がりになります。

ただ、シリコーン配合といってもたくさん配合されている商品から、ほんの少量でノンシリコーンに近いものまでさまざまです。

【頭皮への影響や効果】

ノンシリコーンとシリコーン配合シャンプーで、頭皮への影響に大きな違いはありません。

シリコーンは不活性な成分であり、安全性が高いとされています。

また、毛穴に詰まるといった説もありますが、通常の使用条件でそのような現象が起こる可能性は低いと考えられています。

ノンシリコーンシャンプーのメリット

ノンシリコーンシャンプーは、仕上がりの軽さや自然なボリューム感を重視したい方に向いている特徴があります。

ただし、効果というよりは仕上がりの質感の違いによるものが大きい点は理解しておくことが大切です。

1. 髪が軽くなり、トップに自然なボリュームが出やすい

トップにボリュームが出る

シリコーンによるコーティングがない分、髪表面の重さが出にくく、軽い仕上がりになりやすいのが特徴です。

そのため、根元がつぶれにくくなり、トップにふんわりとした自然なボリュームを出しやすくなります。

特に髪が細くペタッとしやすい方は、この変化を実感しやすい傾向があります。

2. 頭皮をすっきり洗えることで、ベタつき対策につながる

さっぱりとした洗い上がりになりやすいため、皮脂によるベタつきが気になる方に向いています。

軽くさっぱりとした洗い上がりに感じやすい商品が多く、ベタつきが気になる方には好まれる傾向があります。

なお、シリコーンが髪や頭皮の洗浄力やニオイに直接関与しているわけではありません。

3. 根元が立ち上がりやすく、スタイリングが決まりやすい

スタイリングしやすい

髪が軽く仕上がることで、根元が自然に立ち上がりやすくなり、スタイリングのベースが作りやすくなります。

ボリューム感を出したいスタイルや、ふんわりとしたシルエットを目指したい場合に取り入れるといいでしょう。

4. パーマや巻き髪の動きが出やすくなる

髪表面のコーティングが少ない分、カールの動きが出やすくなり、パーマや巻き髪の立体感を活かしやすくなります。

重さが出にくいため、ふんわりとした動きのあるスタイルを作りやすい点も特徴です。

5. 地肌ケアを重視したい人に向いている

ノンシリコーンシャンプーは軽くさっぱりとした仕上がりになるため、頭皮のベタつきが気になる方や、地肌をすっきり保ちたい方に選ばれることが多い傾向があります。

ただし、頭皮環境への影響自体に大きな差があるわけではないため、あくまで使用感の好みとして選ぶことが重要です。

ノンシリコーンシャンプーのデメリット

ノンシリコーンシャンプーは軽い仕上がりが特徴ですが、その反面、髪質やダメージ状態によっては扱いにくさを感じることがあります。

特にダメージ毛の場合は影響が出やすいため注意が必要です。

1. 髪がきしみやすく、絡まりの原因になることがある

髪が軋む

シリコーンによるコーティングがないため、洗い流す際に指通りが悪くなりやすく、きしみを感じることがあります。

特にダメージの大きい髪ほど、この傾向が強く出やすくなります。

2. ダメージ毛はパサつきが目立ちやすくなる

髪表面をなめらかに整える成分が限られるため、ダメージの大きい髪ほどパサつきや乾燥が目立ちやすくなることがあります。

まとまりにくさを感じる原因にもなります。

3. まとまりにくく、広がりやすくなる場合がある

髪がまとまらない

コーティングによる重さが出にくいため、髪質によっては広がりやすく感じることがあります。

特にくせ毛や乾燥毛では影響を受けやすい傾向があります。

4. トリートメントを併用しないと指通りが悪く感じることがある

ノンシリコーンシャンプー単体では、なめらかな指通りを実感しにくい場合があります。

そのため、トリートメントやコンディショナーを併用して、髪表面を整えるケアが重要になります。

ノンシリコーンシャンプーが合う人・合う髪質

ノンシリコーンシャンプーは、軽い仕上がりやボリューム感を重視したい方に向いています。

髪質や悩みによって、より効果を実感しやすいケースがあります。

1. 髪が細く、ペタッとしやすい人

髪が細くボリュームが出にくい方は、シリコーンによる重さがないことで、根元が立ち上がりやすくなります。

軽い仕上がりになるため、トップのボリュームを出したい方に向いています。

2. 頭皮のベタつきが気になる人

頭皮の臭いやベタつきが気になる人

さっぱりとした洗い上がりのため、皮脂によるベタつきが気になる方に適しています。

仕上がりが軽く感じやすく、すっきりとした使用感を好む方に向いています。

3. ボリュームアップを目指したい人

髪に重さが出にくいことで、全体的にふんわりとしたシルエットを作りやすくなります。

スタイリングでボリュームを出したい方に取り入れやすい選択肢です。

ノンシリコーンシャンプーが合わない人・合わない髪質

ノンシリコーンシャンプーは軽い仕上がりが特徴ですが、髪質やダメージ状態によっては扱いにくさを感じることがあります。

特にまとまりやツヤを重視したい場合は注意が必要です。

1. ブリーチや縮毛矯正をしているハイダメージ毛

ハイダメージ毛

ダメージが大きい髪はキューティクルが乱れているため、コーティングが少ないと指通りが悪くなりやすく、絡まりやすくなります。

その結果、きしみやパサつきが目立ちやすくなります。

2. くせ毛で広がりやすい髪質

くせ毛は水分バランスが崩れやすく、広がりやすい特徴があります。

シリコーンによるまとまりがないことで、より広がりやすく感じる場合があります。

3. とにかくしっとり・ツヤ感を重視したい人

ノンシリコーンは軽くさっぱりとした仕上がりになるため、しっとり感やツヤ感を重視したい方には物足りなく感じることがあります。

まとまりの良さやなめらかな手触りを求める場合は、シリコーン配合の方が適しているケースもあります。

ノンシリコーンシャンプーはどれがいい?選び方を解説!

ノンシリコーンシャンプーは種類が多く、仕上がりや使用感もさまざまです。

自分の髪質や頭皮状態に合ったものを選ぶことが重要になります。

1. 髪の仕上がりで選ぶ

軽い仕上がりを求めるのか、ある程度のまとまりも欲しいのかによって選ぶべきタイプは変わります。

同じノンシリコーンでも処方によって仕上がりは異なるため、自分の好みに合うものを選びましょう。

2. 髪質・頭皮タイプに合わせて洗浄力を選ぶ

乾燥しやすい頭皮にはマイルドな洗浄成分、皮脂が多い方にはやや洗浄力のあるタイプなど、自分の頭皮状態に合わせて選ぶことが大切です。

洗浄力が合っていないと、ベタつきや乾燥の原因になることがあります。

3. 頭皮ケアを重視するなら洗浄成分に注目

シャンプーは主に洗浄成分で性質が決まるため、アミノ酸系やベタイン系など、頭皮へのやさしさを考えた処方かどうかを確認することがポイントです。

ノンシリコーンかどうかだけで判断しないことが重要です。

ノンシリコーンシャンプーの正しい使い方とは?

1. シャンプー前にブラッシングをして、摩擦ダメージと絡まりを防ぐ

シャンプー前にブラッシング

事前にブラッシングをしておくことで、髪の絡まりをほどき、洗髪中の摩擦ダメージを軽減できます。

ノンシリコーンはきしみやすいため、事前の準備が重要になります。

2. 37度前後のぬるま湯で1〜2分予洗いし、泡立ちと洗浄力を高める

予洗い

シャンプー前にしっかり予洗いをすることで、汚れの多くを落とすことができ、泡立ちが良くなります。

結果的に髪や頭皮への負担を減らすことにつながります。

3. 手のひらで泡立ててから使い、頭皮をマッサージするように洗う

頭皮マッサージのように洗う

原液を直接つけるのではなく、手のひらでしっかり泡立ててから使うことで、摩擦を抑えて洗うことができます。

頭皮を中心に、やさしくマッサージするように洗うのがポイントです。

特にダメージ毛の場合は絡まりやすいため、ゴシゴシと強く洗わず、やさしく扱うことを意識しましょう。

4. フケ・かゆみを防ぐために、すすぎ残しがないよう丁寧に洗い流す

丁寧に流す

シャンプー成分が残ると、頭皮トラブルの原因になることがあります。

特に耳の後ろや襟足などはすすぎ残しが起きやすいため、しっかり洗い流すことが大切です。

5. シャンプー後はすぐ乾かし、パサつき・ニオイ・抜け毛リスクを防ぐ

すぐに乾かす

洗髪後に濡れたまま放置すると、髪が絡まりやすくなり、ダメージにつながる可能性があります。

ドライヤーで早めに乾かすことで、髪と頭皮の状態を整えやすくなります。

以上の1~5は一般のシャンプーにも当てはまることですが、ノンシリコーンシャンプーではより大切なことになります。

ノンシリコーンシャンプーに関するよくある疑問

Q1. ノンシリコーンシャンプーを使うと髪がきしむって本当?

髪質にもよりますが、特にダメージがある髪ではきしみを感じやすい傾向があります。

髪質のほかにシャンプー全体の成分にも影響してきますが、一般にシリコーンによるコーティングがないため、指通りが悪く感じることがあります。

Q2. ノンシリコーンシャンプーは使うとはげる?抜け毛が増えるのは本当?

ノンシリコーンシャンプー自体が原因ではげたり抜け毛が増えたりすることはありません。

ただし、きしみによって髪が絡まりやすくなり、ブラッシング時に過度な力がかかることで抜けやすくなる可能性はあります。

Q3. ノンシリコーンシャンプーの確認方法や見分け方は?

まずは、パッケージに「ノンシリコーン」や「シリコーンフリー」と表示されているかを確認するのが簡単です。

書いていない場合は、商品の裏面にある成分表示を確認し、「〇〇メチコン」「〇〇シロキサン」「〇〇シロキサノール」といった成分名がなければ、基本的にノンシリコーンと判断できます。

ただし、医薬部外品のごく一部の商品では全成分が表示されていない場合もあるため注意が必要です。

Q4. ノンシリコーンシャンプーを使い続けた結果は?どうなる?

使い続けることで、軽くさっぱりとした仕上がりになりやすく、ボリュームが出やすいと感じる方もいます。

一方で、まとまりにくさやパサつきを感じる場合もあり、特にダメージ毛ではその傾向が出やすいとされています。

最終的には髪質や好みによって評価が分かれる傾向があります。

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