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美容院に行く頻度の目安は?髪型・カットメニュー別のペースと回数を減らすコツ
2025.10.30
ヘアスタイル
「美容院ってどのくらいの頻度で行くのが正解?」
「3か月に1回は普通?多い方なの?」
実は、美容院に通う理想のペースは髪の長さ・カラーやパーマの履歴・生活スタイルによって大きく変わります。
この記事では、髪型別・メニュー別に美容院に行く頻度の目安を解説。
さらに、できるだけコストや時間をかけたくない人向けに美容院の頻度を減らす対処法も紹介します。
一般的な目安と、ムリなく頻度を減らす方法の両方を知って、自分に合った通い方を見つけていきましょう。
- ※本記事で紹介しているヘアスタイル画像の一部は、AIにより生成されたイメージです。 髪色やスタイルのイメージをわかりやすくお伝えするためのもので、実在の人物や施術例ではありません。
美容院に通う頻度の平均は、2~3ヶ月に1回
- ※アンケートは「@主婦の友」会員20~50代の既婚有職女性を対象とし、2023年3月に実施。99人が回答。
今回の独自調査で美容院に通う頻度は、半分以上の女性が「2〜3ヶ月に1回」という結果になりました。
3ヶ月に1回が33.3%で最多、次いで2ヶ月に1回が26.2%。
一方で、4ヶ月以上空ける人も一定数おり、中には半年に1回や年に1回という人も見られました。
大半の女性が2〜3ヶ月に1回ですが、通う頻度は髪の長さ・カラーやパーマの有無・白髪の生え方・仕事の忙しさ・予算などによって大きく変わります。
言い換えれば、美容院の頻度に「この周期が正解」という答えはありません。
このあと解説する髪型別・メニュー別の目安を参考にしながら
・無理なく続けられる
・きれいを保てる
この2つのバランスがとれる“自分なりのペース”を見つけることが大切ですよ。
【髪型別】美容院でカットする頻度の目安
髪型は、長さやデザインによって髪が伸びることでの「崩れやすさ」に大きな差があります。
同じ2ヶ月でも、ショートは形が変わりやすく、ロングは比較的持ちが良いなど、適切なカット周期はレングスごとに異なります。
ここからは、髪型の長さ別に美容院でカットする頻度の目安を整理して解説していきます。
・ショート:1〜1.5ヶ月に1回
・ボブ:1.5〜2ヶ月に1回
・ミディアム:2〜2.5ヶ月に1回
・ロング:2〜3ヶ月に1回
・前髪カット:2〜4週間に1回
(その人の体質やその時の体調によって、髪の伸びる早さには個人差があるため、目安として参考にしてください。)
ショート:1〜1.5ヶ月に1回
ショートヘアは髪の長さが短いため、わずかな伸びでもシルエットの崩れが目立ちやすい髪型です。
トップの丸みや襟足の締まりがなくなると、一気にバランスが悪く見えるため、1~1.5ヶ月に1回のカットが理想的な目安。
特に前下がりショートやコンパクトショートのように「形が命」のデザインは、放置期間が伸びるほど完成度との落差が生まれやすく、早めのメンテナンスが仕上がりに直結します。
ショートは「整えているかどうか」が見た目に直結するため、最も周期を短く保つ必要があるレングスといえます。
ボブ:1.5〜2ヶ月に1回
ボブはショートヘアに比べて崩れにくいものの、毛先のラインが重さの印象を左右する髪型です。
時間を置きすぎると重さが出やすくなるため、1.5〜2ヶ月に1回のカットが目安です。
特に切りっぱなしボブやラインを残したワンレンボブは、毛先のラインがぼやけると清潔感が損なわれやすいため、周期を空けすぎないことが仕上がりを保つ鍵になります。
内巻きボブや重めボブは多少伸びても大きな崩れは出にくいため、髪質やデザインに合わせて1〜2週間の範囲で調整していくのがおすすめです。
ミディアム:2〜2.5ヶ月に1回
ミディアムは肩や鎖骨に乗る長さがある分、全体の形が伸びて崩れたとしてもショートやボブに比べて見た目の変化がゆるやかです。
一般的には2ヶ月前後のカットで十分整いやすく、レイヤーの入り方や量感次第では2.5ヶ月まで空けても問題ありません。
ただし、肩に当たる長さは外ハネ・跳ねグセが出やすく、放置期間が伸びるほど扱いづらさが増すため、「扱いづらくなってきた頃」をひとつのサインとして見直すとストレスが少なくなります。
ロング:2〜3ヶ月に1回
ロングは長さがある分、多少伸びても全体のシルエットが大きく崩れにくく、2〜3ヶ月に1回のカットでも見た目を保ちやすいレングスです。
ただし、崩れにくい代わりに毛先の乾燥・枝毛・絡まりなど「質感の変化」が顕著に現れやすく、放置しすぎると広がり・手触り・ツヤ感に影響します。
特にブリーチや熱ダメージがある髪は毛先から傷みが進行しやすいため、「形の維持」ではなく「毛先のコンディション管理」の意味で定期的なメンテナンスが必要になります。
見た目を保つなら3ヶ月以内、質感まで考えるなら2ヶ月半をめどに整えるのが安心です。
前髪カット:2〜4週間に1回
前髪は顔の印象に直結するパーツのため、ほかの髪より伸びが気になりやすく、2〜4週間に1回のメンテナンスが理想です。
たとえ全体カットを先延ばしにしていても、前髪だけ整えるだけで清潔感やバランスが大きく変わるため、伸ばし期間中の中間メンテナンスとして活用するのもおすすめです。
自分で切るとわずかな誤差でも仕上がりが不自然になりやすいため、短時間の前髪カットメニューを上手に組み合わせることで、無理なく印象を保てますよ。
【メニュー別】美容院に行く頻度の目安
美容院に通う間隔は、受けるメニューによっても大きく変わります。
仕上がりを綺麗に保つためにはより短い周期でのメンテナンスが必要になることも。
また、同じカラーでもリタッチか全体染めか、同じパーマでも強さや履歴によって適切な間隔は違うため、メニューごとの性質を理解しておくと無理なく計画が立てられますよ。
ここからは、施術メニュー別に美容院に行く頻度の目安を整理して解説していきます。
・ヘアカラー:1.5〜2ヶ月に1回
・ブリーチ(リタッチ):1〜1.5ヶ月に1回
・パーマ:2〜3ヶ月に1回
・縮毛矯正:3〜6ヶ月に1回
・サロントリートメント:3〜6週間に1回
・白髪染め:3〜5週間に1回
(その人の体質やその時の体調によって、髪の伸びる早さには個人差があるため、目安として参考にしてください。)
ヘアカラー:1.5〜2ヶ月に1回
ヘアカラーは褪色や根元の伸びが見た目に直結するため、約1.5〜2ヶ月に1回の施術が目安です。
特に明るめのカラーや寒色系は色みが抜けやすく、放置期間が長くなるほど黄色っぽさや赤みが出るなどの変化が目立ちます。
一方で、暗めカラーや地毛に近い色味は退色が緩やかなため、2ヶ月半〜3ヶ月後の施術でも気になりにくく、髪への負担も抑えられます。
カラーの仕上がりと負担のバランスを見て、周期を組み立てましょう。
ブリーチ(リタッチ):1〜1.5ヶ月に1回
ブリーチしている髪は、根元が伸びて黒髪との明度差が出るため、1〜1.5ヶ月に1回のリタッチが目安です。
2ヶ月以上あけるとリタッチ幅が広がり、薬剤負担・塗布ムラ・仕上がりの均一感などに影響が出やすくなります。
また、ブリーチ毛は褪色も早く、放置すると黄ばみ・オレンジ味が強く出て透明感が損なわれがち。
明るさや色のクリア感を維持したい人ほど、間隔は短めに設定するのがおすすめです。
パーマ:2〜3ヶ月に1回
パーマはカールやウェーブの持ちが時間とともに緩んでいくため、2〜3ヶ月に1回が目安です。
特にゆるめのパーマほど落ちやすく、スタイリング剤でウェーブが出なくなってきた頃がかけ直しのサイン。
強めにかけている場合は持ちが長く、3ヶ月以上空けても問題ないケースもありますが、パーマ履歴が重なるとダメージが進むため、状態判断が重要です。
縮毛矯正:3〜6ヶ月に1回
縮毛矯正は、根元のうねりが2〜3cm伸びてくると、全体のまとまりやスタイリングのしやすさが一気に変わってきます。
特に前髪や顔まわりは境目が目立ちやすく、もう限界かもと感じるのもこの部分から。
そのため縮毛矯正の頻度は、3〜6ヶ月に1回が目安です。
もし全体を毎回かけ直すのが負担に感じるなら、気になる部分だけを先に整える部分矯正を挟む方法もあります。
部分矯正なら、見た目を保ちながら全体のタイミングを少し延ばすこともできますよ。
クセの強さ・湿度・髪質によって理想の周期は前後するので、扱いにくくなってきたら見直すくらいの柔らかい基準を持っておくのがおすすめです。
サロントリートメント:3〜6週間に1回
トリートメントは髪の状態を保つためのメンテナンスで、3〜6週間に1回が目安です。
カラーや熱処理を繰り返している髪ほど内部補修の効果が落ちやすいため、サロンケアを一定の周期で組み込むことで手触り・ツヤ・広がりに大きな差が出ます。
持ちを良くしたい場合は、ホームケアと併用してサロンでの集中補修+日常の維持のベースをつくると周期が安定しますよ。
白髪染め:3〜5週間に1回
白髪染めは最も伸びが気になりやすいメニューのひとつで、3〜5週間に1回が現実的な目安です。
根元が数ミリ伸びただけでも白髪は光を反射して目立ちやすく、気になる場合も。
全体を傷めたくない場合はリタッチ中心に切り替えたり、白髪ぼかしを取り入れることで美容院に通う間隔をもっと空けられますよ。
美容院に行く頻度や回数を減らしたい時の対処法5選
髪型、メニュー別に美容院に通う頻度の目安を紹介してきました。
ただ、美容院は時間もお金もかかるもの。できることなら少しでも間隔を空けたいと思う人がほとんどですよね。
美容院に行く頻度を減らすためには、“頻度を減らしても崩れない工夫”を仕込んでおくことが大切です。
ここからは、美容院に行く頻度を減らしたい時の対処法を髪型・考え方・日常ケアから具体的に紹介していきます。
①伸びても崩れにくい髪型を選ぶ
ワンレングスボブ
重めストレート
外ハネミディアム
美容院に通う頻度を減らす最大の近道は、伸びてきてもバランスが崩れにくい髪型を選ぶことです。
たとえばワンレンボブや重めストレート、外ハネベースのミディアムなどは、数センチ伸びてもフォルムが大きく崩れにくい傾向があります。
逆に、レイヤーの多いスタイルやタイトなショートはわずかな伸びでも印象が変わりやすいため、伸ばし期間には不向きです。
伸びても成り立つ髪型にしておくことで、間隔をあけても清潔感を保ちやすくなります。
②前髪・毛先カットだけでもメンテナンスする
美容院に行かず放置していると野暮ったく見えたり重く見えるのは、前髪や毛先が整ってない印象が強く出るからです。
前髪や毛先だけでもメンテナンスしていると整っている感が格段に変わります。
そのため美容院に行く頻度を減らしたいなら、まずは前髪・毛先カットだけでも定期的に入れておきましょう。
実質、美容院に通うことにはなりますが、10〜30分ほどの短時間、500〜2,000円程度で済むケースが多く、時間とお金も大きくはかかりません。
結果として全体カットを先延ばしにできるので、総合的に見ると時間もお金も節約できますよ。
③カラーやパーマを長持ちさせるケアをする
カラーやパーマは、仕上がりの状態をどれだけ長く保てるかで美容院に通う間隔が決まります。
カラーの場合は、カラー専用シャンプーや紫外線カット、熱ダメージ対策などを徹底することで、褪色や乾燥を抑えて綺麗な発色を維持しやすくなります。
パーマの場合は、摩擦を減らす、保湿を意識する、必要以上に乾かしすぎないなど、日々の扱い方でカールの持ちが変わりますよ。
カラーやパーマは“日頃のケアで持ちを延ばすこと” 自体が頻度を減らす最大の対策です。
④暗めカラーやリタッチで色持ちをよくする
カラーは選び方や染め方次第で、次に美容院へ行くまでの“色持ち”が大きく変わります。
たとえば、カラーの中でも明るめのハイトーンや寒色カラーは褪色が早く、1〜1.5か月で気になることも多いです。
しかし、暗めトーンや地毛に近い髪色にすると、退色しても境目が目立ちにくく、2〜3か月程度間隔を空けても自然に見えますよ。
さらに、毎回全体を染めるのではなく、伸びた部分だけのカラーするリタッチに切り替えるのもおすすめです。
美容院に行くことにはなりますが、全体染めよりも安価に仕上がり、髪へのダメージも抑えられますよ。
⑤サロンケア代わりにホームケア習慣を作る
髪はカットやカラーの周期だけでなく、パサつき・ゴワつきなどの質感の劣化でも急に整っていない印象になります。
髪の質感を日々の習慣でケアできれば次の美容院までの見た目が長持ちしますよ。
・洗い流さないトリートメントや週1の集中マスクでツヤを補う
・アイロン前に熱保護オイルをつける
・寝る時は摩擦を減らす枕やナイトキャップを使う
・紫外線の強い日は帽子やUVカットスプレーで褪色と乾燥を防ぐ
このようなホームケアを積み重ねると、「パサついてきたからトリートメントしに行く」「傷んだから早めに切りに行く」のような“駆け込み来店”を減らせますよ。
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