髪が脂っぽくなる原因とは?ベタつく髪の対策と見直したい習慣を専門家が解説!

髪が脂っぽくなる原因とは?ベタつく髪の対策と見直したい習慣を専門家が解説!

Share

  • Facebook

「髪が脂っぽく見えるのはなぜ?」
「髪のベタつきを抑えるにはどうすればよいの?」

髪が脂っぽく見える原因の多くは、頭皮の皮脂やヘアケア剤、汗などが髪の表面に付着することが原因です。

前髪や根元が束になったり、洗ったあとなのに重く感じたりすると、洗い方やヘアケアの方法が合っているのか迷うこともあるでしょう。

そこでこの記事では、髪が脂っぽくなる原因を整理し、毎日の洗髪や乾かし方、外出時の応急処置、見直したい習慣までわかりやすく解説します。

この記事の監修

監修:今井健仁

ヘアスペシャリスト

ホーユー株式会社
総合研究所 研究員/博士(医学)

今井 健仁さん

目次

髪が脂っぽくなる主な原因

髪が脂っぽくなる主な原因

主に頭皮の皮脂や汗、ヘアケア剤などが髪表面に付着することで油っぽくなります。髪そのものに含まれる油分はわずかで、髪の内部から油分が多く出てきて脂っぽくなるわけではありません。

また、髪の状態や周囲の温度・湿度、使用するアイテム、使用量などによって、髪の重さや束感が気になることもあります。

いつから、どの部分が、どのケアのあとにベタつくかを確認すると、原因を切り分けやすくなります。

1. 頭皮の皮脂が髪に付着していく

頭皮の毛穴から分泌された皮脂は髪の表面を伝い、時間の経過とともに根元から毛先へ広がります。

シャンプーをせずに数日過ごすと髪が脂っぽくなりやすいのは、髪の皮脂がどんどん増えていくためです。

特に根元や前髪のベタつきが気になる場合は、頭皮の皮脂が影響している可能性がありますが、ヘアケア剤や汗、髪質など、複数の要因が関係している場合もあります。

2. トリートメントの使い方が適切でない

トリートメントを多く使いすぎたり、洗い流しが不十分だったりすると、髪が脂っぽく見える場合があります。

量を減らす、放置時間を短くする、しっかり洗い流すなどで改善する可能性はありますが、ヘアケア効果も薄れていくので調整が必要です。

トリートメントは毛先やダメージした部分を中心に使いましょう。根本などダメージの少ない部分は、軽くつける程度でも十分なヘアケア効果が得られます。

また、シャンプーのすすぎが不十分な状態でトリートメントを使うと、成分の組み合わせによっては凝集物ができて髪に重さや油っぽさが残る場合があります。この場合は、シャンプーをしっかりと洗い流しましょう。

3. 汗や蒸れで髪が湿っている

汗や蒸れで髪の根元が湿ると、毛束がまとまって脂っぽく見えることがあります。

気温や湿度が高い日、帽子を長時間かぶったあと、運動後などは、皮脂だけでなく水分によっても髪が脂っぽく見えやすくなります。

汗をかいたあとは根元の水分をやさしく拭き取り、可能であれば風を当てて乾かしましょう。

4. ワックスやヘアオイルなどをつけすぎている

ワックスやヘアオイルなどのスタイリング剤を多くつけすぎると、髪が束になり、脂っぽい見た目になることがあります。

特に前髪や根元は少量でも重く見えやることがあります。毛先につけたあと、手に残った分をなじませる程度にすると調整しやすくなります。

スタイリング剤は最初から多く使わず、少量ずつ足すことが失敗を防ぐポイントです。

頭皮の皮脂量やベタつきに影響する主な要因

頭皮の皮脂分泌が多くなる主な要因

頭皮の皮脂量は、年齢、性別差、体質、個人差、季節、気温、湿度、ヘアケア方法など複数の要因に左右されます。

同じケアを続けていても、季節や体調などによって髪の仕上がりが変わることがあります。

1. 性別や個人差

頭皮の皮脂量には性別や年齢、体質などによる個人差があります。

一般に男性は女性より皮脂量が多いとされていますが、性別による差よりも個人差の方が大きいため、自分の頭皮や髪の状態、季節変化などを確認しながらアイテムを選びましょう。

2. 季節・気温・湿度

季節や気温、湿度の変化によって、頭皮の皮脂量や汗の量、髪の蒸れやすさは変わります。

特に暑く湿度の高い時期は汗で根元が湿りやすく、皮脂と混ざってベタつきが目立つ場合があります。

季節に合わせてヘアケア商品の使用量を調整しつつ、汗や蒸れを長時間そのまま放置しないようにしましょう。

3. 年齢や体調などによる変化

年齢や体調などによって頭皮の状態が変化し、髪のベタつきの感じ易さが変わる場合があります。

以前と同じヘアケア方法でも仕上がりが異なると感じる時は、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤の使い方を見直してみましょう。

4. 洗い方や洗う回数

洗う回数や洗い方が自分に合っていない場合、乾燥や刺激を感じたり、髪の仕上がりが重く感じられたりすること場合があります。

過度な洗いすぎや頭皮が傷つくような洗い方で頭皮がダメージを受けると皮脂の分泌にも影響し、フケや髪のベタつきに影響することもあります。

指の腹でやさしく洗い、自分の頭皮状態に合わせてシャンプー後は十分にすすぎましょう。

5. 食事や生活習慣

頭皮の状態には食事や睡眠といった生活習慣など、さまざまな要因が関係すると考えられていますが、食事や生活習慣が髪のベタつきの直接的な原因とするエビデンスは知られていません。

油っこいものや高カロリーな食事をすれば頭皮の皮脂が増えるという単純なものではなく、体の代謝なども大きく関係すると言われています。

6. 頭皮トラブル

髪のベタつきに加えて頭皮のかゆみ、赤み、多量のフケなどがある場合は、脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルが隠れている可能性があります。

セルフケアだけで原因を判断するのは難しいため症状が続くときや強い不快感があるときは、皮膚科などの医療機関へ相談しましょう。

今日からできる髪のベタつき対策

今日からできる髪のベタつき対策

髪が脂っぽいと感じたら、洗い方、トリートメントのつけ方、乾かし方、スタイリング剤の量を順番に見直しましょう。

ベタつきが気になるからといって強く洗うのではなく、シャンプー前の予洗い、丁寧なすすぎ、根元を乾かすことを意識するのがポイントです。

1. シャンプー前の予洗いとすすぎを丁寧にする

シャンプー前にお湯で髪と頭皮をよくすすぎ、洗ったあとはシャンプー成分が残らないよう丁寧に流しましょう。

予洗いをすると汗やほこりをある程度落としておけるだけでなく、シャンプーが均一に泡立ちやすくなり、必要以上に量を使うことを防げます。

耳の後ろ、生え際、襟足はすすぎ残しが起きやすいため、意識してお湯を当てることがポイントです。

2. トリートメントは中間から毛先を中心につける

トリートメントは、ダメージしている部分や中間から毛先を中心になじませましょう。

頭皮用として設計された商品を除き、根元や頭皮に多くつけると重さやベタつきが目立つ場合があります。

使用量とすすぎ方は商品表示に従い、つけすぎにもすすぎすぎにも注意しましょう。

3. 根元からしっかり乾かす

洗髪後は毛先より先に根元へ風を当て、頭皮と髪の根元をしっかり乾かしましょう。

根元が湿ったままだと髪が束になりやすく、蒸れによって脂っぽく見えることがあります。

ドライヤーを近づけすぎず、髪をかき分けながら風を通すと乾かしやすくなります。

4. 前髪のベタつきは応急処置で目立ちにくくする

前髪がベタついたときは、根元の汗や皮脂をタオルやティッシュでやさしく取り除いてから乾かすと、束感を目立ちにくくできます。

頭皮や髪に使用できるドライシャンプーを使う方法もあります。

スタイリング剤を重ねてベタつきを直そうとすると、さらに重く見えることがあるため注意しましょう。

5. スタイリング剤の量とつける位置を見直す

ヘアオイルやワックスは少量を手のひらに広げ、毛先からなじませてください。

根元や前髪に直接つけると、少量でも髪が脂っぽく見えやすくなる場合があります。

足りない場合だけ少しずつ追加し、仕上がりを確認しながら使用量を調整することがポイントです。

6. 美容院でヘアケア方法を相談する

自分に合うシャンプーやトリートメント、スタイリング剤の使用量がわからない場合は、美容師さんに髪質や頭皮の状態を見てもらいながら相談する方法があります。

普段使っているヘアケア剤や、ベタつきやすい場所、気になる時期などを伝えると、原因を整理しやすくなります。

なお、かゆみや赤みなどの症状がある場合は、美容院ではなく医療機関へ相談してください。

外出時に活用できる脂っぽい髪の応急処置

外出時に活用できる脂っぽい髪の応急処置

外出時の応急処置では、根元の汗や皮脂を取り除き、髪を乾いた状態に近づけることがポイントです。

ドライシャンプーやヘアケア用パウダー、ティッシュなどを使う方法がありますが、いずれも一時的に見た目を整えるための対処です。

帰宅後は使用した商品を落とし、通常の洗髪を行いましょう。

1. ドライシャンプーを使用する

ドライシャンプーは、外出先で頭皮や髪のベタつきを一時的に目立ちにくくしたいときに使用できます。

スプレーやシートなど商品によって使い方が異なるため、使用量や使用部位は商品表示を確認してください。

洗髪の代わりとまではならないため、過度な使用やつけすぎを避け、帰宅後は適切に洗い流しましょう。

2. ヘアケア用のパウダーを使用する

皮脂を取ることを目的としたヘアケア用パウダーを使うと、根元のベタつきを目立ちにくくできる場合があります。

一度に多くつけると白く残ったり、粉っぽく見えたりするため、少量ずつなじませてください。

ベビーパウダーを使う場合は、大人の髪や頭皮にも使用できると表示されている商品を選びましょう。

※商品の表示にないものや口コミなどで「使用できる」と言われているだけのものは避けてください。

3. シートやティッシュで押さえる

汗や皮脂が気になる部分は、ティッシュや頭皮に使用できるシートでこすらずに押さえましょう。

強く拭くと髪型が崩れたり、頭皮への刺激になったりする場合があります。

水分を取ったあとは、可能であれば冷風を当てて根元を乾かすと、髪の束感を整えやすくなります。

髪のベタつきが気になるときに見直したい習慣

髪の毛のベタつきを防ぐために見直したい習慣

髪のベタつきが気になる場合には、洗い方や濯ぎ方、ヘアケア時の使用量、乾かし方などを見直してみましょう。

ベタつきだけでなく、かゆみや赤みがないかもあわせて確認しましょう。

1. 洗いすぎや強いこすり洗い

ベタつきが気になるからといって、洗う回数を増やしたり、爪を立てて強くこすったりするのは避けましょう。

過度な洗浄は頭皮の乾燥や刺激につながり、頭皮環境を乱す場合があります。

シャンプーを十分に泡立てて、指の腹で頭皮を動かすように洗うことがポイントです。

2. ヘアケア剤の使いすぎやつけすぎ

トリートメント、ヘアオイル、ワックスなどは、髪質や長さに対して量が多いとベタつきや重さの原因になります。

複数のアイテムを重ねる場合は、一つひとつの量を少なくし、仕上がりを確認しながら調整してください。

根元を避け、中間から毛先を中心につけると脂っぽく見えにくくなります。

3. 汗をかいた日に根元の蒸れを放置する

汗をかいたあとに根元の湿気を放置すると、髪が束になり、ベタつきが目立ちやすくなります。

帰宅後すぐに洗えない場合は、乾いたタオルやティッシュで汗を押さえ、可能であれば風を当てて乾かしましょう。

濡れた状態のまま髪を結び直すと蒸れやすいため、できるだけ乾かしてから整えましょう。

4. シャンプーやトリートメントのすすぎ不足

シャンプーやトリートメントが頭皮や髪に残ると、重さやベタつきにつながる場合があります。

特に生え際、耳の後ろ、襟足は泡が残りやすいため、時間をかけて丁寧にすすぎましょう。

すすぎ終わったあとに、指で触れてぬるつきや泡が残っていないか確認してください。

5. 帽子を外したあとの蒸れを長く放置する

帽子を長時間かぶったあとは、頭皮に熱や湿気がこもり、髪が脂っぽく見えやすくなります。

帽子を外せる場所では適宜外し、汗をかいた部分をやさしく押さえてください。

帰宅後は帽子も乾かして清潔に保つことも大切です。

6. かゆみや赤みがある場合は医療機関への相談も検討する

髪の脂っぽさに加えて、かゆみ、赤み、普段より多いフケ、痛みなどがある場合は、セルフケアだけで判断せず医療機関への相談を検討しましょう。

脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルが関係している可能性があり、必要なケアは状態によって異なります。

症状が続く場合や悪化している場合は、皮膚科などで相談してください。

ページ上部へ

使い方はこちら >>