くり返し、キレイなヘアカラーをするために
一度ヘアカラーをした後も、くり返しキレイなヘアカラーをする方法をお伝えします。新しく伸びた白髪の根元の染め方や次回明るく染める方法などをご説明します。
髪を染めるタイミングについて
白髪用では、伸びてきた白髪が目立つ1カ月くらいで染めるのがよいでしょう。
髪の毛は、1カ月で約1~1.5cmのびますので、定期的なヘアカラーリングを行うことが、きれいな髪を保つポイントです。白髪用ヘアカラーでは、のびた白髪が目立ってくる1カ月くらいで次の染毛を行うことをおすすめします。
なお、その場合は、のびた白髪部分を中心に染めると前に染めた部分との色味のマッチングがよく、毛髪への負担も少なくなりますので、そのような方法もお試しください。
まずは全体染めから
白髪用ヘアカラーでは、全体染めと部分染めを上手く使い分けることで、髪への負担を減らすことができます。はじめて白髪用ヘアカラーを使うときや、しばらく染めていなかったときは、まず全体染めをします。
POINT
全体染めに適した液状・乳液タイプ
全体染めには、液状・乳液タイプなどの髪全体にすばやくなじむ白髪用ヘアカラーが向いています。
染め方は黒髪用ヘアカラーと同じです。タイプの多くは、ボトルに入った乳液状の薬剤をノズルやクシ型のノズルから出して使います。
他にも、スタイリング剤のように髪に塗るフォームタイプや、シャンプーのように頭にあわ立てる泡タイプも全体染めに適しています。
髪の一部を染めるにはやや不向き
こうした髪全体にすばやくなじむタイプの白髪用ヘアカラーは、薬剤の伸びの良さが特長ですが、その反面、液ダレや飛び散りがあったり、髪の一部にしっかりと薬剤を定着させるのにはやや不向きです。
部分染めで負担を減らしながら髪色をキープ
その後、新しい白髪が伸びてくる度に全体染めをしてしまうと、前回染めたところへの負担が大きくなってしまいます。新しく伸びてきた白髪を部分染めすれば、髪への負担を減らしながら全体の髪色を保つことができます。
全体染めの色が落ちはじめる2~3カ月後までに、部分染めを2~3回繰り返します。その後、全体の色味を整えたり、部分染めでは塗りにくい後頭部の白髪をしっかり染めるために、次の全体染めをします。
POINT
部分染めに適したクリームタイプ
部分染めには狙ったところに薬剤を定着させることのできるクリームタイプの白髪用ヘアカラーが向いています。
液ダレや飛び散りが少ないため、新しく伸びてきた根元の白髪や、固まって生えている白髪をしっかり染めることができます。
クリームタイプの白髪用ヘアカラーは、薬剤をコーム (クシ) につけて使います。多くの商品には、細かい部分にも塗りやすい専用のコームが付属しています。
ヘアサイクル(髪の成長サイクル)に合わせたお手入れ内容

髪やヘアカラーリング剤の仕組みについて、もっと詳しく知るために
次回、明るく染めるコツ
より明るく仕上がる色番や色味を選んでください。
次回のご使用では、白髪用ヘアカラーでは明るい色番を、黒髪用ヘアカラーでは今回より明るく仕上がる色をお選びください。また次回、明るくなった髪色を暗くなり過ぎないよう落ち着かせたい場合には、ご使用になるヘアカラーの放置時間をやや短めにすることをおすすめします。
また、毛髪のダメージ程度によっては、非常に染まりやすくなる状態があります。この場合、染まりやすく、退色もしやすい状態になっていますので、染毛直後は暗く見えても、1週間くらいで希望の明るさになることもあります。まずは1週間ほど様子を見てください。
- ※ヘアカラー (医薬部外品) は、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
- ※今までにヘアカラーでかぶれたことのある方は、絶対に使用しないでください。また、皮膚アレルギー試験(パッチテスト)もしないでください。
- ※ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) をしてください。
- 「かぶれ」と「皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) 」については『日本ヘアカラー工業会』のWEBサイトでもご確認頂けます。