直後のケア

ヘアカラーユーザーのためのヘアケア術です。染めた後のヘアケアは、色持ちや髪の傷み具合を大きく左右します。髪のダメージ要因や、色を長持ちさせるケア方法やトリートメントなどを取り上げます。また意外と知らない、トリートメントとコンディショナーとの違いについてもご説明します。

髪のダメージ要因

ヘアカラーで髪が傷むと考えている方は多いようです。しかし、日常生活の中にはさまざまな髪のダメージ要因があり、それらが複合的に重なり合って傷んだ状態 (ツヤがなくなる、パサつく、手触りが悪くなる、枝毛や切れ毛ができる、色持ちが悪くなるなど) になります。まずはダメージ要因を整理してみましょう。

摩擦 (ブラッシング、洗髪、タオルドライ)

頻度 ほぼ毎日
髪の状態
  • キューティクルのはがれや傷つきが起こり、手触りやツヤが悪くなったり、髪の内部のタンパク質や水分が流出することがある
  • 特に濡れた髪はくっつき、お互いがこすれ合いやすい

熱 (ドライヤー、アイロン・コテ、ホットカーラー)

頻度 ほぼ毎日
髪の状態
  • 髪の水分が失われることでキューティクルがめくれ上がったり、髪のタンパク質が変性することがある (変性したタンパク質は元に戻らない)

日光 (紫外線)

頻度 外出時
髪の状態
  • 紫外線を浴びると髪のタンパク質が変性することがある
  • メラニン色素が分解され、赤茶けてツヤが失われることも

薬剤 (ヘアカラー、ブリーチ、パーマ)

頻度 行なうとき
髪の状態
  • アルカリ成分などによって髪が膨らむため、キューティクルが開きやすくなり、そのままの状態が続くと、毛髪内部のタンパク質や水分が流出してしまう

染めた髪をキレイに保つには

ヘアカラーの直後や日々のヘアケアによって、色持ちや髪の傷みに大きく差が出ます。染めた髪をキレイに保つケア方法をご紹介します。

染めた直後のケア

髪はアルカリ性になると膨らむ性質があります。ヘアカラーやブリーチはアルカリ成分によってキューティクルに隙間を作り、染料やブリーチ成分を毛髪内部へ浸透させます。

色落ちや髪の傷みを防ぐには、染毛直後に髪を本来の弱酸性に戻すことが大切です。髪が膨らんだままだと、一度入った色素が流出してしまったり、キューティクルが浮き上がってはがれてしまいます。

ポイント1 薬剤をしっかり落とす

髪を弱酸性に戻すために、まずは薬剤をしっかり落としましょう。

シャンプー前にしっかりすすぐ
シャンプー前に薬剤をしっかり落とします。シャワーから白髪用ヘアカラーの色が消えるまでぬるま湯で十分にすすぎます。
しっかりすすいだ場合とすすぎが不十分な場合
しっかりすすいだ場合 薬剤が残りにくい すすぎが不十分な場合 薬剤が残る 弱酸性に戻りにくい状態。コンディショナーによるキューティクルの引き締め効果も弱まるため、色落ちや髪のダメージにつながる シャンプーしても染料が落ちにくく、タオルへの色移りが起こりやすくなる
シャンプーは2回
薬剤をしっかり落とすために、シャンプーは2回します。ヘアカラー用のシャンプーを使うようにしましょう。

ポイント2 ヘアカラー用のシャンプー、コンディショナー、トリートメントを使う

シャンプーの後はコンディショナーやトリートメントを使います。開いたキューティクルを引き締め、アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻す働きがあります。弱酸性に戻るまで数日かかるため、ヘアカラー用のものを継続的に使用します。

ヘアカラー用のシャンプー、コンディショナー、トリートメントには「毛髪を傷めないように汚れを落す」「傷んだ部分に作用しダメージを抑える」「色落ちを抑える」など、ヘアカラーをした髪に必要な効果が付加されています。

トリートメントとコンディショナーの違いとは?

染めた髪色を美しく保つには、色落ちを防いだり、髪の状態を整えるために作られたヘアカラー専用のシャンプーやコンディショナー、トリートメントのご使用をおすすめします。特に石けん成分が主体のシャンプーでは色が落ちやすいので、ご注意ください。

ヘアカラー後のヘアケアに欠かせないトリートメントとコンディショナーですが、その違いは意外と知られていないようです。より効果的なケアのためにも、それぞれの働きをおさらいしておきましょう。

以前は、リンスとトリートメントが主流

かつては、リンスとトリートメントの組み合わせが主流でした。シャンプー後、まずトリートメントで毛髪の内部に栄養を与えます。その後、リンスでキューティクルを整えながら髪を引き締めることで、栄養成分の流出や摩擦による傷みを防いでいました。

現在は、コンディショナーが主流

現在、日常のヘアケアにはリンスとトリートメントの機能を併せ持つコンディショナーを使うのが一般的になってきました。
一方トリートメントは目的別の効果が強化され、ダメージの原因や程度、求める仕上がりなどによって選ぶスペシャルケアとして使われることが多くなりました。
コンディショナーとトリートメントの使用順は商品によって異なるため、事前に確認しておきましょう。